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第2回目のアワビ漁行われる

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岩手県宮古市、本日(21日)シーズン第2回目のアワビ漁は
予定通り行われました。出漁時間5時半、操業時間6時半~10時半。
重茂半島に向け出漁。操業時間前は、夜が明けて薄暗いので
始めの時間帯はあまり見えません。

オサキ様の下で時間まで待った。漁場は、『かみのめえ』(訳:神様の前・下)

操業時間になり、一斉によーいドン!次第に明るくなり
海底も見えるようになりました。スラスターでサッパを操縦し
箱メガネを覗きアワビ竿カギで、海底のアワビを探して採ります。

秋以降になると、海底の海藻は抜けます。
春~夏は、ワカメや昆布が海底いっぱいなのでアワビ漁は行われません。
岩に黒い丸の生物は、カゼです。(うにのことを言う)
この中からアワビを探して採ります。

黒い丸い塊のカゼがいっぱい見えてました。
シーズンにはそんなに見えないのに、アワビ季節になると
カゼばっかり海底にウジャウジャ。

スラスターでサッパを操り、箱メガネで海底覗いてアワビ探し。
アワビがどんなのだか見極める目がかなり重要視されます。

それにしても、カゼが多かった。
アワビよりカゼの方が視界に入るので、えんずう。

アワビ探して見つけたらば、竿をアワビに向かって伸ばして
カギで引っ掛けて採ります。

アワビ漁での規定サイズは、貝殻の長さ9センチ以上と決まっていて
9センチ未満のアワビは採ってはいけません。
海底覗いて大きいのを選んで採ります。
小さいのを、『サスパズレ』と言います。
上記の写真左のしゅう色をした形のは、アワビサシと言います。
アワビの大きさを測るサシです。凹んでいる部分が、9センチとなります。
凹んでいる部分でアワビを測り、上記のアワビは9センチ以上あります。

特大アワビ。手のひらサイズは、あまり採れないので珍しい。
このアワビだけで、結構重量があります。
大きいのは深いとこに生息しているので、竿を2本3本4本とつないで
じゃないと採れません。

海底に引っ付いて中々取れないアワビを無理くりヒナガグッテ
引っ張ると貝殻が壊れて採れてくるときもありと、
このアワビは貝殻が壊れたので、キズ物となります。スンナ!

カギをちゃんと引っ掛けないで、貝殻の端っこ部分引っ掛けて
採ると貝殻がぶっかけます。違う部分にもう一回ちゃんと引っ掛けて
採ってと、ぶっかげだので、キズでスンナ。

10時半まで操業し終了。浄土ヶ浜で、クジ引いて検査証をもらって
須加に帰港。続々と正組合員が帰って来ました。

水揚げしてと、キズや痩せなどは戻されてスンナ。
スンナ回しをして漁家に帰ってきてから、家用のスンナで昼飯。

やっぱ刺身は最高です!うめーーー

明日は、三陸沖に出漁するので船に来て色々準備。
体休めて明日に備えよう。なんか、こぶらけえり になっていそうな・・・

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