毛がに漁をしながら

発達した低気圧が接近しているので、早い時間帯しか持たないと
思い早めに出漁し三陸沖に着いたら、今まで無いくらいに凪由。
嵐の前の静けさ？のようで、風もほとんどなく拍子抜けだったが
な～んかオカシイ海状況。これから豹変してやるぞというような
何かを感じた。一番沖合いから取っ付いたが、今日は潮が逆の
キタシオになっていた。普通潮は、北から南に向かって流れるんだけど
それが逆の南から北へ。キタシオとなると、まるっきり漁が無くなる。
漁が無くなるとは、魚が獲れなくなる　という意味。

北に向かって上げるのが、南に向かって上げて行き
アンカーが本土にねっ絡まってしまわないようにしたが
やっぱキタシオなので、ねっ絡まってきた。
道具におったまってたので、道具を入れる作業にはケダを張りながら
海底に仕掛けていかないと、北に道具がおったまって大変なことに
なるので、張って張ってやった。

やっぱ、キタシオになったのでどの海域の道具を上げても
漁が無かった。昨日は、マソ（北から南に流れる通常の潮）で
少し潮が速かった。潮が直らないと漁が分がんないので
数日間潮が変わるのを待たないとなんない。

時間が経つにつれて、沖から大うねりとなって北東の風に変わり
次第に強くなってきた。そんなに時化ることもなく最後まで
漁をすることができ帰港。

遥沖合いからサメの水が来たので、マタラの水も入ってきていて
大きいのが獲れ始まった。腹が膨れているマタラ。
キク（白子）がタンマリと入ってました。
それぞれサイズを発泡に入れて詰めます。

キタシオになり、ミズダコが獲れなかったのが今日は獲れた。
イシダコはダメになった。今日はミズダコメイン。

うんでもって、いつもの毛がに。
早い時期は、痩せているのが多かったけど
初出漁から精のいい毛がにが獲れてきて身がギッシリになってきたと
獲っていて思った。大きいサイズ440g 500g以上のがポロカラ獲れた。
メインは、まだ230g～350g。
昨年の１２月の毛がにと比べると全然違かった。
やっぱ、そろそろ本格的なシーズンになってきたのかなと。
例年、１月中旬くらいに水が変わって、いきなりドカッと獲れ出して
大漁となるんだけど今年はどうなのか・・・・。

今日のスンナ。スウコのでかいのが獲れたのでスンナにし
夕飯はスウコ汁。ソイと言ってますが、写真図鑑見たらば
正式名称はタヌキメバルみたい。

帰港後、宮古港内から船を避難しての作業をし漁家へ。
今日の夜から荒れ模様。宮古は雪マークですが、気温が暖かいので
雨降りになるのかなと思います。
雪が降ると雪かきするのが、腰にくるのでやんた。
デジカメが壊れたので、今日は携帯電話のカメラで撮りました。
新しいデジカメ注文し、明日届く予定です。
さて、デジカメはどんなのでしょうか。
海で使う重視ですから、分かると思います。

明日は、浜休みで陸仕事です。修理するカゴがたんまりあります。
蒔きストーブつけて作業やるかなと思ったんですが
蒔きがない・・・・・。宮古で山の地域に住んでいる方
蒔きがありましたらば、魚と交換しませんか・・・？