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暴風で春一番

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発達した低気圧の影響で海上は大荒れで14日・15日と休漁。
三陸沖は風速25メートル 波6メートル
とてもじゃないですが、沖にはいけません。
無理せず休漁しました。陸では凄い風ですね。
春一番でしょうか。こんなに陸で風が吹くなんて珍しいです。
でも三陸沖で操業していると、沖のかなり暴風と似たような感じですが
ここまで暴風だと操業できず戻ってきます。
大げさだと思われますが、三陸沖は陸とはまったく世界が違います。

常にその風速が吹き荒れていて、体が海に持っていかれそうに
なるのをデッキやデッキ上のにしがみついて落ちないようにします。
体に風が当たって体感気温が下がって体力消耗します。
気温がマイナスだともっと寒いです。そして暴風で船が横倒しに
なりそうでならず船の操縦がほとんど利かない時があり
その時は風が物凄いです。風の音だけビュービューして
エンジン音はまったくかき消されて海上は波で真っ白になって
息ができそうでできず苦しく風で目が痛くて中々あけれず
風に当たると目から涙がでてと、暴風で凄い時は結構凄い訳で、
帰港して日本列島に近づくにつれて沖合いの海上とは違って
凪がよくなり、湾内に入ると平和で港内だと湖状態です。
大げさで嘘をついているように思われるかと思いますが、
本当に三陸沖は違います。

凪がいい時は凪がいいんですけど、今時期は低気圧で海上が
時化てが多くてちゃんと操業できるのは少ないです。
凪が良い日だけ稼ぐとなると月に数日程度しか操業できないと
思います。漁期が決められているので、毛がにの水のピーク時に
無理でも稼がないと獲ることはできません。凪がいい時に限って
水が変わって毛がにが動かず不漁で獲れないというのが
結構あります。満月の時に毛がにが動いて大漁という自然の法則は
もう昔の話で逆に関係なくなってます。そして大荒れの時に毛がにが
動き大漁で獲れる感じです。昨日もなんか大漁でした。

時化前に動き時化では漁に出られず、時化明けには
その水が終わってが今の毛がにの動向水です。
無理してでも稼がないといけませんが
今日のような大荒れは、とてもじゃないですが無理です。

築地(東京のじゃない)のNTTビルアンテナが・・・・・
やっぱ風で・・・・。
三陸沖で操業していると、自衛隊機か米軍なのでしょうか
戦闘機が飛び回っていることが結構あります。
P3Cが沖からオカへ、そして旋回して沖へ。
他の戦闘機も飛んでいますが、陸とはまず比べ物にならない
飛び方です。このNTT屋上のアンテナの下部分の土台の低空飛行で
本船の上を飛んでいったり、漁をしていて戦闘機が低空飛行で
飛んでいる高さ一番低いの見たのは、船上で操業している
自分の目の高さで操縦席が見えたことです。
あの丸いガラスでしょうかパイロットが見えるのにはビックリしました。

親父に「なんだぁや、あれっていいのんが?」
と言われ、『分がんねぇ。いいんじゃね?』
とスルーっぽい対応しとことがあります。
陸での低空飛行はないです?いや、あってはならないでしょう。
海上だからできるわけで・・・・・

1月23日には、戦闘機なのかな?P3Cの形の小型なのが
沖から本船目掛けて飛んできて、円形書くように上から
下降してきて本船上空を通過し上昇。それもNTT屋上のアンテナ土台より
低い高さで。激しくビックリと恐怖でした。オカで操業していた
同業船の上も通過し南下していったら見えなくなり、
しばらくしてまたこっちに飛んできてと。あの上から下降して
船に向かってくるのって非常に恐怖があります。
パールハーバーの映画観ましたが、低空で突っ込んできながら
銃撃されるのって、絶対どうやっても・・・・ 激しい恐怖と・・・

ボディは白と水色ので後ろ羽前のボディには日の丸があったんで
三沢の米軍じゃないんだと。あのエンジン音は凄いです。
低空で船上空を飛ばれると耳が張り裂けます。
戦闘機の腹が見えて、ロックオンみたいなのされているのかと想像
隣国で動きがあると三陸沖で頻繁に戦闘機が飛び回るので
なんかあるのかなと思ったりもします。
テポドンが着弾したのも三陸沖。その日は操業してました。
おっかないですねー

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