岩手県宮古市から日々起こった色々な出来事など発信しています

宮古市魚市場に水揚げ

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昨日は宮古市魚市場が休業でしたが、出漁し操業。
三陸沖は濃霧で視界がほとんどみえませんでした。白い煙の中で操業。
頼りはレーダーのみ。レーダーを見ながら航海船が接近しているか、
発泡やボンデンがどこにあるかを確認しながら操業。
目で見ての操業はできません。レーダーだけで操業という、神経をかなり使います。
ボーーーっと警笛(霧中信号)が聴こえ、こっちも警笛。
どこにイルカという合図もあります。音が聞こえる方に船がいるんだなと思いながら
白煙中で視界ゼロで操業です。梅雨時期はいつも濃霧です。
日本列島付近の海域だと濃霧がなかったり、そして天候がまったく違います。
沿岸沿いの海域は晴れで天気良くビックリします。
沖は寒くて上下カッパを着ます。中は長袖2枚着ても寒い。
濃霧の為にカッパに夜露みたいに水滴が付いて流れます。
沖は夏でも寒いんです。鳥肌が立ちます。陸に帰ってくる(又は沿岸沿い)だと
天気良くて暑くて汗かきですが、沖はまったくもって別世界。
帰ってくると、温度差で体がおがすぐなります。

で、今日の朝は昨日漁をして捕獲したタコを宮古市魚市場に水揚げ。
上記の写真のは、沖合いで獲れるミズダコです。
こっちは、イシダコ。イシダコは青い網にいれます。
吸盤の吸い付きがかなり強いので、そのままの状態では扱えません。
ミズダコのことをイシダコ。ヤナギダコのことをミズダコと言います。
釜石にイシダコを水揚げするとミズダコ。ミズダコを水揚げすると〆の品名。

毛ツブにホヤが付着してオガッテました。
相変わらず毛ツブは大漁。資源が有り余っています。

水深が深い海底に生息するホヤは沿岸沿いの浅い海域のホヤとはまた違います。

水深181メートル付近のホヤです。
赤いイボイボのホヤしか見たことが無いかと思いますが、沖のはこんなのです。
食べることができました。

海底に生息しているので、付着している底質物ももぎ取られてきました。
どんな海底質なのか興味アリ。水深が深いとこにずっとある石も引っかかって
くることもありまして、陸との石とはまた違います。重さも質感も。
なんか、神秘を感じることが多いです。

魚群探知機。海底調査して道具を仕掛けます。

スンナ。 陸では、アウトレットっていうんでしょうか。
魚は発泡にいれて水揚げします。型が合わないのとか魚が少なくて中途半端で
発泡に並ばないの等等は、水揚げしても二束三文で持っていかれるので
水揚げはせず、スンナにします。傷モノもスンナです。良い魚もスンナ。

今日は生憎の雨降りです。もう梅雨にはいったのかな。
北海道の大目んどうが、宮古に入ってきました。
これから宮古を基地にして漁をします。流し網漁で、メカジキ・マカジキマグロ・その他のマグロやサメなどなど、沿岸から50マイル沖以内は流し網はできません。
50マイル以上沖からが漁場となります。
これから宮古にはマグロが水揚げされます。昨年も来た北海道船。
いつもの漁師が着ました。漁から帰港して船を係留する作業の時に、
隣の方から歩ってきてはモエを取ってもらったりしてます。
北海道のイントネーションいいですねー

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