岩手県宮古市から日々起こった色々な出来事など発信しています

今シーズン初のアワビ漁行われる

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岩手県宮古市、今シーズン初のアワビ漁は予定通り行われました。
前日は北風で海もあまり良くありませんでしたが、朝方には凪も良くなりました。
初回は、博打です。日数があるので、アワビがどうなっているか誰も分かりません。
運が良いか悪いかで漁獲も決まります。
親父から、『おめぇは、トゲイさ行げ。見回しでモノがいねぇがったども
そんなとこは、船がこねぇもんだ。』
と、言われたので、どうにでもなれと思い外海の重茂半島に向かった。

見回しの時は、ほんとにアワビがいなかった。見ている漁師は知っていた。
しかし、初回は博打。上がっているかもしんない。

朝の6時30分に操業開始。サッパが2隻だけ。
見回しの時に、アワビがいなかったから誰も来ないと思った。失敗したと思った。
上記の写真のは、操業時間内朝10時前の時のです。獲って回って回って
場所移動した時に重茂のサッパがいました。

操業開始から9時半過ぎまで、サッパが2隻だけで貸切状態だった。
見回しの時には、見当たらなかったアワビがポツポツといた。

向かってたらば、南西が吹き荒れてきてと全速だとそう被りだったので4割スピードで。
西風が強いと、宮古に帰って来られなくなることがあります。
西風だと浄土ヶ浜から陸沿い北地域の下の漁場は、山の陰になるので無風状態で
凪がいいんですが。重茂半島側になるとまっから風を喰らって海状況が
まったく違ってきます。吹き荒れて海が時化ると波で戻れるかどうか心配・・・・
西風だと外海の重茂半島は無風状態でいいんですけど。

クジ棒を抜いて先っぽが赤だったらば、保安庁・県警がサッパに乗り込んで
アワビを検査されます。規格外サイズだったりサッパのどこかに隠し持って
いたらば、即検挙されます。罰金又は次回操業停止。

須賀に帰ってきてから、サッパを陸揚げ。2隻でヨゴダで2つの漁獲でした。
博打が当たって今までアワビ漁して一番良かったかもしんない。
アワビも大きかったし重量もあったし。
今シーズンのアワビ漁は、予定通り行われました。今月は後2回です。

水揚げ後、はじかれた傷物等はスンナに。

昼飯のおかずは、アワビの刺身。やっぱ刺身は美味い。アワビのスンナ最高です。

アワビのトシル(肝)。人によっては、好き嫌いがあるようです。
刺身よりトシルが一番最高という人もいます。
トシルは食べられない嫌いという人もいます。人それぞれです。

明日は、三陸沖に出漁です。おそらく明日は筋肉痛だと思われ。
最後は、腰が立たなくて、ゆるぐながった。

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