岩手県宮古市から日々起こった色々な出来事など発信しています

被災地の鍬ヶ崎の防潮堤建設の進みは

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震災から約4年8ヶ月が経とうとしております


海沿いには防潮堤建設というのが震災後からでていて


あれから4年。防潮堤建設の賛成や反対の声もなんとやらで


着工が始まっております。


鍬ヶ崎上町の一部区間、防潮堤建設中です。

宮古港内の岸壁から。
先月には、柱の打ち込みそして完成し、足場が組んでブロックが積まれました。

反対側の町の方から。
この辺りに、震災前は臨港通りのバス停がありました。

高さ約10.4mの防潮堤です。
コンクリートの壁が立ちはだかり海がまったく見えなくなります。
あの海が見える光景はなくなりますね。
浄土ヶ浜まで行くまでは、コンクリートの壁が右手に見えるだけになります。
海側からの風防御されて、町には風の影響はあまりなくなると思います。
台風の時には、まっから風という影響が少なくなりそうです。
大荒れで浜どこがどうなっているのかが、まったく分からないと思います。

出来上がったコンクリートを積み木のように重ねていく方式のようなので

この式だったらば、防潮堤は早くできると思います。
積み重ねるだけの耐久性というのは大丈夫なのかな・・・
約三年で鍬ヶ崎地区(魚市場~竜神様)の防潮堤は完成予定だそうです。
今建設中のこの区間は、来年の3月に完成予定です。
残る区間はその後着々と進むようです。

地面から数メートル上には 窓?のような空間がありましたよ。

そういえば、コンクリートの壁で海が見えない
(低気圧で海が時化て海がどのような状況なのかが分かるようになど)
と、透明の窓が下にできるとのことを思い出しました。

透明な窓ができて津波に対しての耐久性は大丈夫なのかと心配になりました。
脆弱性の箇所からと思いましたが・・
防潮堤は完璧に守るものではなく、減災で最小限度の被害にするということを
震災後の防潮堤建設説明会で聞きました。
防潮堤を乗り越えての減災、付近の浸水高さは約1mくらいの予想だとかで
各地域(町)によっての浸水での被害も資料に乗ってました。

ですので、被害は最小限度に防ぐという防潮堤なのです。
絶対防御ということは、無いと思いました。
大地震があって津波が到達するなど、津波警報がでたらば
防潮堤で守られていても、高台や避難道路で避難所に逃げることをしないと。
防潮堤を破壊や乗り越えてこないだろうという安心・安全な気持ちが
かえって危険になることもあります。

だから海が見えるように窓の部分がある?というのも一概かもしれません。
それと防潮堤が完成されないと、上町付近では建物を建てても
住むことができない(店舗兼住居)そうで
あくまで、防潮堤ができてからじゃないと住む許可がでないとか。

大震災での津波は海側と山側からも津波がなだれ込んできました。
蛸の浜を乗り越えてなだれ込んできました。
すり鉢状地形の蛸の浜。
あっというまに溢れて、高さ40mもある日和台を乗り越えて裏から鍬ヶ崎へ。
あのような津波が来れば、裏からのことも視野に入れておかないとなりません。
慶長の津波では、蛸の浜を乗り越えたそうです。
梅雨時期になれば、ヤマセが蛸の浜から入ってきます。
防潮堤でさえぎられて、濃霧がおったまってになるんじゃないかと思いました。
抜けるところがさえぎられたり無いと色々とでてきそうです。

日立浜も日立浜で色々とでてきています。
プレハブ小屋のところもですね、色々とありました。
今後もでてきそうで、心配と不安がいっぱいです。
須賀の浜でのサッパ置き場のいざこざもでてきそうな・・・・
各町によって問題や課題があります。
復興にはまだまだ時間がかかります。
今後も、被災地から復興の状況等色々な情報を発信していきます。

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