岩手県宮古市から日々起こった色々な出来事など発信しています

閉伊川も危険になり

  • URLをコピーしました!

今日も復旧作業でした。
沖の道具、かなり被害ありで大変でした。
なにもかにもでした。疲れました。

通常の漁ができるのにはまだまだ時間がかかりそうです。

流れモノがヘラにかかり、ヘラから取るのに漂流したりと
海を走るのにも大変です。

浮いているのより、海面上から数メートル沈んで流れているのには
どうにもこうにもできません。目視でもわかりませんので運だけです。
昨日もヘラに巻いて、今日もヘラに2回巻いてと。
漂流しながら3回連続も舵箱開けて

ヘラからカマを使って取るのは漁師をしてきて初めてです。

さて、船も磯鶏の木材港(ヨットハーバー)に避難していて
船の横に抱かせてもらってます。
沖に行くのにも、ここまで通勤しに来るとは思ってもいませんでした。
ここも今月の10日まで、すべての船はどかないとならないそうです。
国体がある為です。行く場所無いでしょと思いました。
台風が来れば、避難するところがなくなりましたよ。困りました。

船から家路へ。宮古大橋から閉伊川河口の水門工事が見えます。
先日の台風で、水流も藤原側(写真右手)の幅約20mの航行ルートに集中しました。
航行ルート20mですが、藤原側の防潮堤から矢板の間の10mは浅瀬で座礁になるので
実質、矢板側から約10mの狭いルートになります。

矢板で川を塞いでいるので、水流もそこに集中します。
航行ルートのすぐ横の藤原側の防波堤とテトラが壊れて無くなっていました。
防波堤とテトラが航行ルートに崩れ落ちて沈んでいないかと心配です。
それとその航行ルートすぐには造船所の線路が川に斜めに沈んで設置してありますが
その線路が増水氾濫でめくれあがって取れたらしいのです。
線路と股木がどうなっているのか・・・

ということは、この川を航行するのが危険ということです。
川に帰って来られませんし、

今係留している船も川から海に出ることができずにいます。
あのルートに何が沈んでいるかスクリューに当たるかと不安でいます。
干潮になれば水深も浅くなりますし

海底からのモノがスクリューに当たる危険性リスクも高くなります。
国道106号線を盛岡方面に行くときに、

途中遠野に左折する橋の前の川岸に丸太が積み上げられていますが
あの丸太が今回の台風で全部流されたとのことで、
その丸太がまだ閉伊川河口まで流れてきていません。
千徳の新しい橋の所でその丸太がおったまっているとのことで
あれが流れて河口まで来れば、この航行ルートは塞がれる可能性もでてきます。
それにしても水門で川を塞いじゃっているので、

今回の増水氾濫で行き場にも影響ありなのかなと思いました。
津波を防御するのにはいいと思いますが、

今度は増水氾濫となれば塞いじゃって水の出口もですし。
陸側の方にその影響が行くことになりますし。

航行ルートの海底に危険性がないと判断されるまでは
川に帰って来られないのでそれもそれで大変です。
早く調査してもらいたいです。

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント(メールアドレス・サイト入力は任意です)

コメントする

CAPTCHA


目次
閉じる