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蛸の浜の上り坂にあった気圧計は貴重で

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今日は一日中曇り、そして鍬ヶ崎地域はヤマセが入り今季一番の濃霧でした。

第七回目のウニ漁は予定通り行われ、海上はシーズン中で一番の濃霧だったそうです。

筆者は手首可動域制限や痛みもあるので、ウニ漁には行きませんでした。

さて、蛸の浜に行く前の上り坂には上記の写真の気圧計があったのを知っていますか?

車で通っていく方はよく見ないと分かりませんが、自転車や歩きだと右手にあります。

夜になると中の電球で気圧計を見ることができます。

昔は、この気圧計で海の状況や天候などを前もって知ったりしていました。

今ではネットなどで情報を知りえますが、詳しいことまでは知ることはできません。

そう、気圧計で色々なことを感じて知りえるんです。

昔人はこの気圧計でキスパマのことを予想し感じていました。

気圧が下がると気象が悪くなる・肌に感じる空気の温度で数時間後の天候がある程度予測できたり

気圧が下がると音の響きが違くなったりとその他色々。

蛸の浜に来て波の音を聞いて数時間後の海状況がどうなるのか予測できたりなどなど

昔の人は今と違って感覚で数時間後~一日後の気象や海状況などを予測できていました。

今の人ではまず無理です。

日立浜の須賀にいて、旧宮古橋付近にある鉄道の橋、

汽車が通過する音が甲高くガタンゴトンと鍬ヶ崎まで聞こえると

次の日は北風が吹き北波となって浜が悪くなるというの

昔人はその音が聞こえるだけで予知していました。

筆者が若い頃、年寄りがその音が聞こえ言っていて何が何だか分かりませんでした。

そんなこんなで、気圧計も重要な予測となっていました。

今、船にでも気圧計・家に気圧計がある方は、ほとんどいないと思います。

ネットやテレビで天気予報や風や波の予報を見ると思いますが

それより詳しい情報は雲つけえ・風向きや温度・気圧計を見て肌で感じ予想・予知する能力は希少になっています。

大震災での大津波でこの気圧計はなくなり寂しくなりました。

この情報を知りえるのは80歳以上でしょうか。

80歳でも若い方だと思います。

明治・大正生まれだと普通だったようです。

そして雲つけえ・空つけえや風を感じ気象や海状況など当てていました。

昔人は色々凄かったんだなと思います。

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