
昨日から宮古は雨降りそして風が非常に強い日でした。
日本海側は大雪で警報が出ているそうですが、岩手県の太平洋側の宮古は晴れ模様
同じ岩手県でも内陸部は雪降りと沿岸部と内陸部では気象が違っています。
岩手県は四国と同じくらいの面積なので、かなり広いんですよ。
太平洋側の海側の宮古が雪が降り積もるのは立春を過ぎてからの春の嵐時期です。
関東南岸を北東に通過する低気圧の時に、太平洋側は雪降り積もります。
春のドカ雪と言われます。
昔から宮古にドカ雪が降ると春がやってくると言われています。

午後になると風も弱まってきました。
昨夜は物凄い風吹きでビックリしました。
朝の定置網も海が時化て網起こしできず休漁、そして底曳船も休漁と
魚市場には魚が水揚げはされませんでした。
さてと、岩手県の鮭漁ですが、まったくもって不漁が続いています。
昨日の定置網10ヶ統(10箇所の定置網)の鮭の合計水揚げは、なんと45匹!大が付く不漁でした。
これにはもう・・・・・・・・
鮭が0匹の定置網が6ヶ統(6つの定置網)と鮭がまったく獲れず・・・・
そして、なんと真鱈が定置網に入って、重茂半島の定置網2つに100 kg 100kgの200kgの水揚げとなりました。
定置網に真鱈が入るようになると、鮭も終わりです。
自然の法則で、定置網にタラが入ると鮭も終わりの合図みたいな感じになります。
タラがもっと定置網に入るようになると鮭は獲れずと終わりとなります。
北海道は豊漁で岩手県は不漁、北海道から鮭が本州に南下してきませんでした。
年々、親潮系の魚は北へ北へ、そして南方の魚が北上している状況になっています。
海の生態系も変わってきました。
サンマも鮭も獲れず水揚げされずと、サンマ・鮭に依存してきた水産業は大変なことになってます。
モノ(鮭)の水揚げも少しなので、買う方も争奪戦へ。買えない業者は・・・・
市場にも鮭がないので、お店では鮭やイクラが高騰しています。
さてと、これから日が経って行くに連れて、沖から水が入り込んで沿岸地域では真鱈が釣れるようになります。
そして、宮古湾内にスケソウダラや真鱈が入り込むようになり、
閉伊崎ではマダラジギングができるようになります。
毛ガニも12月から解禁となりましたが、一昨日(20日)の操業では、毛ガニ一匹も入らず・・・
動向調査しても毛ガニは一匹も見ることがありませんでした。
操業も一週間に一日・2日か出漁して道具を上げ餌を付け仕掛け入れ
また日を置いてから上げてみて動向調査、12月は5日しか操業しておりません。
解禁となれば獲れて魚市場に水揚げされると思われるかと、しかし12月はまったく獲れないんですよ。
年々、水が遅れてきて昨シーズンは2月上旬から少しずつ獲れ始まりました。
今シーズンもおそらく2月に入らないと獲れないと予想されます。
それにしても12月で毛ガニ一匹も入らないとは、いないんですよね。
もっと遅くなってから沖合から水が入り込んでこないと獲れてきません。
獲れ始まるまで、動向調査も休み休み漁にでるところです。
コメント(メールアドレス・サイト入力は任意です)