岩手県宮古市から日々起こった色々な出来事など発信しています

被災地の鍬ケ崎の今は

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本日も出漁。
八時過ぎてから、西風吹き荒れて操業困難になり逃げ帰ってきました。
やっぱあの等圧線の狭さ風速18m。凄かったです。
早めに戻ってきました。陸に帰ってきてから、鍬ヶ崎~日立浜のプレハブ小屋へ。
色々準備仕事して家へ。途中、タコの浜上の大橋から鍬ケ崎を見ました。
下から見るのと上から見るのではやっぱ違うなと思います。


重機が入って建物基礎土台を撤去しています。


スーパー跡地の基礎土台を壊し掘り起こしています。
斜め向かいの警察派出所は取り壊されました。
基礎土台の撤去も手間がかかっているようで、
色々小分けして黒い袋に入れてます。


後のタコの浜。静かです。
西風が吹くとタコの浜は山のカンコ(影)になるので
無風状態になっります。沖になればなるほど吹き嵐の影響が強くなり
水平線海域はとんでもない状況となります。
タコの浜の上の日和台。
タコの浜ノ海から日和台の上までは高さ約40mあります。
40mの高さあっという間に膨れ上がり超えて鍬ケ崎に津波がなだれ込みました。
まさか裏山から津波が襲ってくるとは誰も思いません。
そんな海がこんなに静かとは・・・・・・・

海面にいっぱいなんか浮いていました


白いのがいっぱい


カモメでした。セグロ系なのかな。
凄い数のカモメいっぱい。


スンナもって仮設へ。
従兄弟のとこと同級生の親父さんのとこへ。
従兄弟も80歳過ぎて一人で仮設住宅生活です。
孤立死してないか心配で、定期的に仮設住宅に来てます。
災害復興公営住宅ができるまで仮設にいるそうです。
平成28年度以降じゃない公営住宅もできないので
それまで生きていられるか分からないと言ってました。
体が不自由になって動けなくなったらば、どうしようもないと。
今後、被災者の現実的な問題です。
今週もまた見に来ます。どうしているのか確認しないと。

隣は熊野神社です。熊野神社の階段から鍬ケ崎方面を見ました。


今の鍬ケ崎です。

区画整理事業終了までは、長い年月がかかりそうです。
復興までまだまだです。鍬ケ崎に来ると世界と空気が違います。
土地の買い上げもどうなのかもまだ進んでいません。
基礎撤去もまだまだです。
シートピアなあどから鍬ケ崎~浄土ヶ浜下の竜神様までぐるっと
防潮堤、5年で完成させると言ってましたが
そろそろ2年になります。5年で完成は無理だと思います。
最低でも10年・・・・・それ以上だと思います。

防潮堤が出来てから家を建てることができるそうです。
いつになるのやら・・・・・
とにかく長い年月がかかります。
被災者は言っています。もう待っていられないと。
田老の被災者は、田老を出て宮古に移り住んできています。
崎山は田老の被災者が家を建てて住宅建設ラッシュです。
被災地から被災地へ。そして被災地から内陸方面、県内・外へ。
見切りをつけ新天地を求めて出て行った被災者もおります。
被災者、状況や事情が様々です。
被災地からの人口流出問題も出てきています。
若い人がいなくなったらば町が・・・・・・・・
自分はこの宮古で生きていくことにしています。
今後、被災地がどのように復興していくかブログで情報発信していきます。
復興までの道のり、遠くから応援そして見守りください。

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