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漁師は山に仕事をしに

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今日漁を休んで、山に仕事をしにきました。
漁具にボンデンというのがあります。海面から棒浮き立っていて、
棒の先端には、色の着いた旗が付いて風でなびいています。
海上での目印です。漁をするにあたり、どこに仕掛けがあるのかの標識みたいなもの。
ボンデンは、全国的に使われる漁業用語・漁具です。

で、そのボンデンになる竹のストックが少なくなったので、
竹を切りに山へ。ボンデンを切られて漁具がすぐなくなります。
年間軽く150本は切られてなくなります。
ボンデン作りも大変です。
知り合いの漁師が山を持っていて、その山には竹やぶがあります。
許可を貰ってから山に入りました。今日はいい天気でした。

新緑の森山へ。ただいるだけで癒されます~~
新緑っていいですね。

竹を根元から切ってから、ナタで枝をはります。

太さや長さを選びながら竹切り。
太さは、大体 リポビタンDの瓶くらいのを選んで切ります。


こんなのが、おがってました。


竹を切って、ナタで枝をはいだのを運んで一箇所に集め。
山中から運んできます。疲れます。

7本程度まとめて、ヒモでゆつけます。


ゆつけた束のをトラックへ。漁業にはトラックは必須です。
軽トラじゃない、トラック。
13束積み込み。91本切ってきました。
それを運んで倉庫へ。そして、この竹のボンデン作りとなります。
曲がってたりするので、火であぶってテコの原理でまっすぐにしたとこに
冷たい水をかけて冷やしてまっすぐにする作業は、かなり面倒くさくて
やったぐなります。神経使います。
じゃないと、竹がパン!と音を立てて破裂割れますから。
割れちゃったらば、使い物になりません。力の要領や色々な要素技術が求められます。
まっすぐにした後に、根元にカンザシ作りして小さい発泡の浮きを差し込んで
根元からヒトヒロのあたりに固定して色々。出来上がるまで手間隙がかかります。
浜休みの時にオカ仕事で、漁具を作りストック。
作っても作っても切られての繰り返しです。
オカ仕事は最重要です。それができてから、初めて海に出て漁ができます。

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