岩手県宮古市から日々起こった色々な出来事など発信しています

海の分解者 『死虫』シムシ

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人を喰らうサメ、そして淡水にはピラニアがおります。
海の中にも、このような生物が生息しております。
生きている物を食べるということは、ありませんが死んだ物を食べるという
『シムシ』がいます。

この『スムス』エビのような形をしていて、凄く小さく大きいのだと
米粒くらいあり小さいのだと、ゴマより小さく大きさにもいろいろ。
サメが、血の臭いで寄って来るのとは逆にこの『シムシ』は、
死んだ体から発生させる何かを嗅ぎ分け次々と群がって分解してしまう。

どんな生物でもクジラでもなんでも、最終的にはこの『死虫』が
体中にまとわり付き喰らうのである。

それはもう凄い。数百・数千・数万の死虫がその生物を喰らい
骨と皮にしてしまう。そう、人間も数日もすれば骨と皮に
なってしまいます。


サンマ餌を仕掛けて、次の日かごを巻き上げると サンマがこんな状態に。

シムシが群がって喰らいますが、その途中の。サンマが太くて身があると思ったらば、皮中からシムシが ドバッっとでてきました。

餌を使い魚介類を獲りますが、サンマを付けて海底に仕掛け
次の日に上げると、もう皮と骨だけになっていて魚が食べる餌を
シムシが分解してしまうので、魚が獲れないことがよくあって困ります。

水(海流)や水温によって、その海底のシムシの数も様々で
漁師が言う『シムシがあづい(多い) 魚が獲れない・いない』ことは
この生物のせいでもあります。

うじ虫以上に湧いて、そして身だと思ってそのシムシに食べられている
魚を掴むと身でなく、数万の塊のスムスがボロボロと船上に落ちます。

アニメにあった、ボクシングで サンドバック叩いて破けたらば中から砂が
ドバッっと下に落ちる。そう、シムシもそう。魚の形していて身があるのかなと
思って触ってみたらば、中身がシムシ。ドバッとでてきます。
死んだ生物に群がるシムシ。人間も喰われます。

海底には、このシムシが潜んでいます。
何もかにも喰いあさる『死虫』は、怖い存在でもあり
そして最終的に海のためにもなります。

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