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ウニの見回しをしに

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今日は、宮古魚市場が休業なので浜休みをしてウニの見回しを
することにして、朝の4時過ぎにサッパを出して外海の重茂半島に
向かいました。

右手に持っているのが、『鏡』と呼ばれる漁具です。
箱メガネとも言います。これを海面に浮かべながら海底を覗いて
調査をします。左手は、支え機械でサッパを操縦します。

知り合いの漁師。このようにしてウニの見回しをします。
ウニ漁をする時も同じです。

木の棒みたいなのが、『カイ』と言います。又は 艪(ろ)
ずっと昔はこのカイを使ってサッパをこいで漁をしましたが
今ではこのカイで漁をすることはまずありません。
支え機械が主流で、潮が速い外海ではこれがないと漁ができません。
カイは非常に効率が悪く漁なんてできないと言うのが本当の理由かも。

湾内は湖のようでペターとして平和な海でしたが、外海は波で
見回しができるような場所はあまりありませんでした。
こんな波が来るのでとても見られたものじゃなかったです。
数箇所だけ見回しができただけでした。

これが箱メガネで覗いた海底。丸くて黒いのがウニです。
今年は昨年と違って、海藻が少なくて白い岩が見える場所がかなりありました。
昨年は海藻ばかりで、白岩なんて見えない状態でした。
今年は海藻が少ないので、おそらくウニは痩せているのが多いと予想します。
海藻がない白い岩にいるウニは痩せているので、採りません。
海藻の下や中のウニが肥えているので、写真の真ん中の岩についている
ウニは痩せウニと予想されます。こんなウニ採っちゃだめよ。
肥えているウニを採るのならば、このような海藻がおがっている
中や近くを採るといいです。潮で若布がなびいて持っていかれた時に
ウニが見えるのでそれを狙って採ると肥えているウニを採ることができます。
なんでもよく、テキトーで数十分や早い時間帯で一籠決めて帰ってくるのは
非常に簡単ですが、上記の写真のようにすぐには採れず時間をかけて操業時間
終了まで粘って採ると、肥えたのだけを採ることができます。

外海の重茂半島は人の手が付かない状態なので、様々な地形などがあります。
今日は、水が悪かったです。今週中にはおそらく口開けはされないと予想
されます。雨も降っているし。以上、今日の現場からでした。

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