岩手県宮古市から日々起こった色々な出来事など発信しています

牡蠣養殖棚の発泡浮きを

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今日の三陸沖は、凪由。居座っている水も相変わらずそのままで
水が、ごだめがさっています。海が、こきたねぇ状態です。
カゴが海面まで上がってくるまで見えず、透明度はほとんどありません。
そして今日は、キタシオ。南から北へ流れる潮で、逆潮。ざっつぁます。
なんぼかは、タネがではってきた。そんでもって、あずげがあり。

操業終え帰港。12時半過ぎに宮古港に帰って着ました。
今日も天気良しです。海風が入って暑すぎずちょうどいい浜何処です。
明日も出漁。


昨日は、オカ仕事でした。山田の大沢で牡蠣養殖している養殖漁業者から
養殖棚を浮かばせている、古い発泡を安く譲ってもらいました。
塩気抜く為に、山の畑草むらに放置してある発泡。

2月のチリ地震津波で、大沢漁協での大沢地区では、かなりな被害がでました。
山田はそれほどでもなかったようですが、入り口狭い大沢地区は、かなりな被害。
2ヶ月くらい復旧作業しないとならないと3月に言ってました。
被害受けて養殖を辞めた漁業者も多かったみたいです。

海に浮かべている養殖棚のこの浮きが古くなると能がなくなって
海水を含んで重くなり、傷が付いてかったぐらさって使い物にならないの
捨てるのにも金がかかるそうで、それだったらば安く譲ってということで
大沢までトラックで取りに行きました。

一個、おおよそドラム缶くらいの大きさです。
15個トラックに積んで宮古へ。

発泡傷んで、かったぐらさってと、捨てるには勿体無いです。
養殖漁業で使えないならば、漁船漁業で使います。
浮きには十分すぎるくらいです。
この発泡、新品で一個買うと7000円します。
一回の漁で、ボンデン4個取られたりすると発泡浮きも4個無くなります。
航海船が道具をひいて、ぶった切っていってボンデン発泡が破壊され
ロープは引っ張られてスクリューで切られたり、ひっぱらさって擦り溶けきれて
道具が海底沈没。北南切られると、スマルひきとなります。
漁船漁業すると、必ず道具を切られ被害を受けます。
被害受けても賠償はされません。泣き寝入り状態です。

どの船も同じです。魚を獲る漁船漁業は、常に道具を切られるという復旧作業漁をします。
当然、金がかかります。ボンデン(竹)そして浮き。作っても作っても切られての繰り返し。
浜休んでも、発泡や道具を作らないと海に出て漁をすることは不可能です。
ですんで、オカ仕事は最重要です。浜休みは、道具作り。どの船も同じです。
休みなし。休めば、海に出て漁はできず、休んでいれば、道具を切られて切られて
浮いているのが海底沈没。


中古として安く一個1000円で。
半分に切ってからロープ資材包んでいるので発泡を包んでから
網を被せてユツケテからロープを付けて出来上がり。
ストックしておきます。この作ったのも、すぐ取られてしまします。
漁具の資材金額は、かなりかかります。
浜休みの時は、オカ仕事で道具作り年中です。
漁船漁業を辞めない限り、永遠と続きます。

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