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震災後、小学校入学式へ

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震災後、延期になっていた鍬ケ崎小学校の入学式が明日(26日)行われます。
息子も今年から新一年生。ということで、船仕事後、鍬ケ崎小学校にきてみました。


宮古は桜が満開です。
本日(25日)は、始業式。明日は入学式です。


鍬小も避難所になってます。


校庭まで津波が来ました。
体育館にも波が入りました。

桜見るような余裕が今までありませんでしたが
早朝バイク乗りだと なんか違います。
心が和みました。桜っていいですよね~


鍬小の桜木があるとこからは、現実的な世界が広がっています。
鍬ケ崎の生徒は少ないですが、佐原や日ノ出町の上の地域は
津波の被害も受けず普段と変わらない町並みです。
鍬小の生徒は、佐原や日ノ出町方面の生徒が多いです。

今日から始業式が始まり、震災の被害を受けなかった生徒たちも
小学校からすぐそこが被害受けた現実の世界を見ることで
何かを感じることでしょう。被害状況も見せておかないとならないと思います。

それにしても鍬小のすぐ横がこんな世界とは・・・・・・


こう、家がなくなると鍬小って海に近いんだなと思いました。


酒造会社の酒を作るタンクらしいです。


鍬ケ崎小学校横にある おぐまん様(熊野神社)にきてみました。
おぐまん様の階段まできました。
階段にあった車は撤去してありました。


こんな状況ですので、夏のおぐまん様のお祭りも行われないでしょう。
8月の松明かしの風習も見られなくなります。
なんか、寂しくなりますね。
残った家の方、孤立的な町もあり今後が心配だとか。


日立浜に来ました。
二葉屋さん後ろは、以前より片付けられました。
まさか、あんな津波が来るなんて思ってもいませんでした。
日立浜は海にすぐ近く危険で、一番最初に津波でやられると
みんなが思っていたようですが、実際はそうではなく
一番最後に津波が来たとこです。鍬ケ崎より地盤が多少高いです。
最初は、魚市場から襲い上町~港町~下町~タコの浜~山根町と
ぐるっと津波が日立浜に回ってきました。

日立浜町地区の住民は、地震があれば津波が来ると頭に叩き込まれてます。
今回の震災で、日立浜町では二人の死者でした。
すぐ高台に逃げたので助かった住民が多いです。
他の地区では、ここまで津波がはこないだろうと思っていた方が、亡くなっています。
でも、まさか津波でこんなことになろうとは思ってもいませんでした。
命が助かっただけでも良かったです。

元、浄土ヶ浜旅館があったとこから上は家があります。
四件くらい上の家は一階が浸水してます。
それから上は津波の被害はありません。
ここから上は、孤立した地域になったと言ってました。
まだ電話復旧してません。

家もなくなり避難所生活です。
仮設住宅に入れればいいです。
どこに当たるかはわかりませんが、船があればやっぱり
船が近いとこじゃないと。地震が起こって津波となれば
船を助けないとなりません。今回のように、すぐに船を出して逃げられたのも
船に近いとこに住んでいたからです。
これが、町中や郊外だと助けることは不可能でした。
仮設も船から近いとこがいいな。

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