宮古港内の日立浜にある龍神様に来ました。
新しく出きて陸側に移動されましたよ。
9月6日に退院してきて家で療養していると
船頭組合の漁師が家に来て龍神様が新しく出きたとのことを伝えにきました。
あれから2ヶ月後、手首の状態も良くなりようやく龍神様に来ることができました。
大震災の大津波で被災し陸の神殿建物も流失し
海の鳥居も破壊され、木製社殿も流され・・・
石宮・石碑は残りました。
そして、また鳥居を新しく建てましたが台風の大荒れ波で破壊されました。
記憶では二回だっけかな。
大荒れ時化波で破壊されるので陸側に龍神様を移動して建て替えることに。
橋は立入禁止になってます。
あの松は波をかぶっても塩害の影響で枯れて死ぬこともなく
昔あった三丁目定置網番屋跡地に移りました。
これで、大時化波で鳥居も破壊されることもなくなりました。
龍神様は、漁師の民間信仰、鍬ヶ崎地区の船頭組合が建てました。
昔々、櫓で漕ぐ木の船の時代からトバタ船(動力船エンジン機関)の時代へ
今では動力船もほぼ無くなりサッパ船が9割になりました。
昔からの漁師は変わらず船頭組合で活動中で、現在29名。
超高齢化が進んでいます・・・・
昔の道は残ってます。
ここには神殿の建物がありました。
大津波で無くなり・・・・・
宮古湾内
八大龍王の石碑も移動されました。
親父に龍神様はいつから祀られているのか聞くと
「分からないな。小さい頃からあったな。昔からある。知っている漁師はもう死んでいるからいつからか分からん」
そうですか・・・・
大震災前は、毎年5月に龍神様お祭りが行われました。
昔からあった道を来ると端っこは防潮堤で行き止まりなので、
手前の水門をくぐって海側から来ます。
ぽつんと寂しくなりました。
宮古港から出漁する時には、龍神様の方向を見て
海上から大漁祈願と航海安全操業を祈っています。
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