岩手県宮古市から日々起こった色々な出来事など発信しています

昔の漁具が

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台風通過の影響で海は大荒れで休漁。
倉庫でオカ仕事。休漁する前に船から修理するカゴを
陸揚げしたので、カゴ修理をすることに。
買って5年もすると金具が錆びて壊れてしまって
ノウがなくなるので、サンダーで切断してモウガナケダで
カツケて修理。網の方は破けるってことはあまりないので
カゴは金具が一番壊れやすい。

倉庫もいろいろ漁具があって管理人が生まれる前からの
漁具がいっぱいあり、今では使われない・使わないものが
眠っています。
      

木の箱が倉庫2階にいっぱい積まさってて、この木箱は
マス縄をやった時に、沖でマスをこの木の箱に入れて氷を掛けて
帰港して水揚げ。今は発泡スチロールの入れ物ですが
昔は発泡なんてない時代。ミカン箱も木の箱だったように
魚を入れるのも木の箱でした。
イカ釣り専門の時には、イカを木箱に入れて並べて水揚げ。
水揚げすれば、木の箱は返されます。
      

こっちの木箱はサケ専用の箱で、マス箱よりは型が一回り大きいです。
この木の箱は現役で使っていて、サケ延縄漁をした時日曜日操業の場合
サケをこの木の箱に3匹~5匹並べて氷を掛けてトラック二台に山積みして
魚市場に水揚げします。
300箱以上在庫はありますが全部使うことはなく、使っているうちに
木が壊れて使い物にならないので新しいのを使ってと予備もいっぱい。
昔から漁船漁業をしている古い漁家ではこの木の箱を使っています。

      
大きいサケだと2匹、小さいと5匹くらい入る木の箱。
通称 トロ箱とも言われますが、ハイカラな言葉を使う漁師や
水産関係者はあまりおらず(ウニをウニとは言わず、カゼと呼ぶのと同じ)
木の箱、木箱っていいます。
      
木の箱に無理くり突っ込むと魚の圧力で木を止めている釘が抜けて
バラバラになることも結構あるので、プラスチックの縛るワッカを
掛けるとバラバラになることもなく安心して使えます。
木の箱は今のヨゴダのような感じです。
ナイロンっていうのが作られるようになってから発泡が登場して
使われなくなっています。

      

懐かしき、竹のヨゴダ。今はプラスチックですが
昔は竹で編んだのが使われていました。
とっての部分が金具で、錆びるのが早くて重いのを入れて
持ち上げて歩いていると、ぶっ壊れて足の下敷きにして怪我をするってのが
結構あったようです。金具壊れやすいのがネック。

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