岩手県宮古市から日々起こった色々な出来事など発信しています

三陸沖操業

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約一週間ぶりに漁に出た。沖に仕掛けてある道具が
潮でひっこまったり曳けてダンゴになって
トラブルかボンデンや発泡が切られていないかと
不安のまま、沖に向かって漁場に着いた。
ライトを点けて船を走らせボンデンを探し回って
数分、電池が切れていて点灯していなかった。

道具に取り付いて巻き上げると、毛ツブが大漁。
一週間ぶりなのでモヌケノ殻。
やっぱ餌を取り替えて次の日や二日後にでも
あげないと魚もタコも入っていない。
三陸沖は常時水の変化がありその水の変化によって
魚やタコも動くので餌を取り替えたタイミングと
水で漁獲が違ってくる。休んでばかりいると、大漁や
漁がある水がきた時に漁に出ていないと不漁で
魚やタコを獲ることはできない。漁が無くても餌を取り替えて
次に備える漁をしないといけない。餌を取り替えてのタイミングで
水揚げもかなり違う。今回は腰を痛めたのでずっと休んでと
タコも魚もほとんど入っていなかった。

ボンデンや発泡が切られているのから上げることにして
漁をしながら夜が明けるのをまった。
北上げ2本、ボンデンが壊れて浮いているのや
モトがないのを上げて12過ぎまでかかった。
復旧作業漁みたいな感じだった。
今日は、大型船のサンマ船がかなり多く北から南下してきて
漁をしている近くを通過。こんなにサンマ船が宮古を通り過ぎて
南下してくるとは珍しい。いつにもないサンマ船だった。
ぎっちり満船で、全速で南下していった。
おそらく、大船渡や気仙沼に水揚げするのだろう。
宮古にはサンマは水揚げはしない。安くしかつけないってのが
あっていい漁港を選び水揚げをしているから。
よく言われるのが、宮古はだめだ の言葉。
いろいろな地域からの漁師からも言われる。
これをなんとかしないと、宮古にはサンマ船や漁船、
そして魚は中々入ってこない。
久慈・釜石・大船渡・気仙沼の方に船が流れちゃうんだよね。
大げさに例えると、格差社会で賃金安い地方より中央に
いっちゃうみたいな感じ。

今日は久しぶりに漁をしたので疲れた。
鍼灸をし、明日に備えて休もう。

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