おぐまん様お祭り・神輿練り歩きと曳き船（写真）

今日（20日）は、おぐまん様のお祭り。
漁師祭りでもあって、おぐまん様から神輿が鍬ヶ崎を練り歩きます。

『ワッショイ！ワッショイ!』と掛け声良く、神輿の担ぎ手は
頑張ってました。家の前に止まり、おひねりとご神酒を供えて拝みます。

おぐまん様の神輿は、金の保有率日本一！です。珍しいらしい。

鍬ヶ崎中を練り歩き。

神輿が練り歩いてから、最後に旧宮古市魚市場前の岸壁にきて
漁協の定置網船にお乗りになります。
自船に着てエンジン掛けてアンカー上げて、港内で流して
おぐまん様が来るのを待ってました。これから曳き船となります。

旧魚市場前の岸壁から定置網船にお乗りになります。

昔からですが、岸壁から船に乗せる前になると神輿が
急に重くなるそうです。なんでかは分かりませんが、
とにかく変わるらしいです。う～ん不思議です。

宮古港内では、曳き船が流して待っています。

道先案内船が先頭、そして神輿を乗せた船、その後に漁師の船が
綱らって曳き船となります。

今年の曳き船は自船含め３隻だけでした。年々船が少なくなっていて
本当の漁師（漁船漁業専業者）が絶滅しそうになってきています。
昔は、かなり多くの船が曳き船をしたものです。

風もあり旗もたなびいていい感じになってきました。

これから日出島～オサキ様～三丁目～二丁目と曳き船となります。

オサキ様に奉げる神酒を船に積みます。
宮古市鍬ヶ崎の酒造会社の『千両男山』！

日出島前まで来ました。ここには、宮古漁協統括の定置網が仕掛けて
あります。この日出島の定置網にはマグロも入り、漁場も良く
多種多様な魚が獲れます。こんな陸海に、マグロがいるんですよーー。
マグロ延縄すっかな。

神輿を乗せた定置船が海にご神酒を奉げ拝みます。
定置網は漁協が統括しています。我々、組合員漁協の定置網に
魚が入らないと漁協経営大変です。
そして、漁師は漁師で閉伊崎のオサキ様が一番となります。

日出島の定置網から次は閉伊崎突端の『オサキ様』に向け曳き船です。

閉伊崎のオサキ様に向ってます。三陸沖に出漁する時にはいつも
オサキ様の前を通ります。漁に出ればまず前に来れば拝みます。
海神様のオサキ様。

オサキ様が見えてきました。この後、海にお酒を奉げ拝みます。
オサキ様に来れば、次はすぐそこにある『三丁目』と言う
定置網で拝んでそして次の定置網の場所の二丁目へ

曳き船も終わり、港内に帰ってきます。
今年もおぐまん様のお祭りが終わりました。
なんか、今年は早かったなぁ。
曳き船する漁船もなくなってきていて、10年以内にはどうなって
いるのかと不安です。最後の漁師？として頑張らないと。