毛がに漁操業

岩手県の毛がにが12月から解禁となり、毛がに漁操業中。
本日は凪も良くそして潮がゆれていて、発泡が浮かんでいて
潮で負荷もかかっていなかったので安堵し、ホウスビで道具を
巻き上げた。北海区は、スムスが異常発生で餌も骨皮そして
カゴの網まで厚くたがっていて、はたくと船上にスムスが
ドバッと落ちてウジャウジャと動きまくり。
毛がにが1匹しか獲れなかった。

北海区はまったくダメなので、南海区まで移動すると
今度は南海区、潮が速い。ホウスビでは無理なのでスローで
巻き上げると、スムスが薄くて数日ぶりの餌は少し残っていた。
今年は北と南では、スムスの状況が逆で珍しい。
南海区は、漁が少しあった。11時過ぎまで操業し帰港。
沖で操業中に南東の風が吹いてきたので時化になる。
港内係留でアンカー綱をもう一本とって風に備えた。明日は休漁。

毛がにを捕獲してすぐ生簀にいれます。
三陸沖の海水を循環させて砂抜きというのをします。
発泡の中に入れて管理は生簀よりダメです。
こだわりの徹底した管理は、webサイトで説明してあるのでご覧ください。

捕獲した毛がにでも、足やハサミが無いのが獲れます。
魚市場に水揚げしても戻されますので、スンナにします。
スンナで食べる分には、なんの問題もありません。
ただ、商品としてはダメです。ハサミが無いので、スンナ。

この魚は、ドンコと言います。口の中から内臓が飛び出てます。
水深が深い海底から海面までいっきに巻き上げるので
水圧で内臓が飛び出てこうなります。
今、ドンコは高級魚です。昔の勘定でいると、ビックリです。
ドンコ様様状態です。浜値も高く、店でも一匹600円以上してました。
獲れないので、浜値も高いです。
見た目がグロテスクですが、身は白く味は淡白で美味しい魚です。
色々な料理で味わえます。ポピュラーなのが、どんこ汁。

ノドクロ。この赤魚は、脂があり凄く美味しいです。
三枚おろしにして、塩かけて寝かせてから焼いて食べると
それはもう絶品！高級魚です。
口の中が黒いので、ノドクロと言います。