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鍬ヶ崎地区津波の防潮堤整備事業で大変なことに

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先日(23日)に宮古地方振興局土木部と宮古市(県と市)からシートピアなあどで
鍬ヶ崎住民に津波の防潮堤整備事業の説明会がありました。
内容は、平成21年度から県事業として進められている鍬ヶ崎地区の津波防潮堤整備事業の
実地状況と今後の予定を説明でした。

早い話しが上層部の方で勝手に決定し、それを住民にその説明着工だということ。
地元民の声(賛成・反対)も関係なしというか、決まったことだから何が何でもということです。

津波の防潮堤計画範囲は下記の写真のようになるとのことです。
写真をクリックすると拡大します(パソコン閲覧推奨)

黄色い点線の範囲内が防潮堤です。閉伊川岸壁沿いにある防潮堤のレベルではなく
田老よりも範囲が広い大きい防潮堤のようです。
今現在、工場や家がある範囲は壊されます。
土地取得や建物補償を踏まえながらの工事着手だそうです。
宮古港内の海も多少埋め立てになります。おそらく、ケーソンや造船所もなくなるでしょう

拡大された写真をさらにクリックすると倍等します。

拡大写真もこちら
(パソコン閲覧推奨)
旧魚市場は、各敷地分けに鮮魚出荷業者(仲買人・魚屋)が借りて魚を出荷する
作業や機械(サンマ時期にはメイン)で作業場となっていて
立ち退きとなると働いている労働者もそして計画範囲の工場や事業所等の
出来上がるまでの働いている労働者の保障(工場や事業所の解体~移転~建設完了までの間)
旧魚市場前の岸壁には、外来船のサンマ船等が係留ですがそれもできなくなる。
水揚げされた魚の搬乳も出来なくなり、製氷工場も取り壊しでデサキ埠頭にある
1工場になります。冷凍工場もなくなります。
新しく建設した加工場も取り壊し(立ち退き)され、地元住民の家も取り壊し(立ち退き)
外来船誘致に力をいれている宮古市は、この整備事業が着工となると
サンマ船は宮古をさらに嫌がって入ってこなくなると予想されます。
船が壊れた時に緊急に整備陸揚げする造船所がなくなる。
水揚げしてセリで買われない(魚が潰れてたり傷や小さいものなどなど)
のは、零細な冷凍工場が買い取り処理やら冷凍庫で保管し餌や色々な用途でとなって
いるんですが、そのような冷凍工場がなくなればサンマ船は違う港に向かう。

そして、漁業者では漁船・養殖漁業の船やサッパ船隻数の行き場は?
アワビ・ウニ等の口開け時の自家用車置き場又は、船・サッパ溜りは?
現在まで、賛成している漁民は会ったことも聞いたこともない状況。
港内工事で埋め立てで、港内の海水は濁ります。
加工場では港内から海水を供給して作業、魚市場は活魚等の生簀などで
海水を供給してますが、濁った海水となると予想。
あくまで、計画範囲内であって道路が狭いから広げることで範囲外の家等も
立ち退きの範囲となる可能性あり。道路沿いには見上げる防潮堤の堀の中。
現在のような自然風景は無くなり堀に囲まれた鍬ヶ崎になります。
まずは、平成21年3月31日から予備設計、地底調査、測量に一千万円
4月から始まるようです。
平成20年8月~9月に県が関係企業、団体、個別説明(県、市)結果は反対意見なしで、
出来るだけ早く形あるものにと決定。反対意見なしは聞いたことがありません。
みなが一致賛成もなし。反対する人が多いのも事実。利権やしがらみもあるでしょう。
周囲は、今更作ってもの声があります。違う方にお金を使えばという声もあります。
この計画範囲内に家がある方(宮古市出身者)又は労働者・この地域に関連する方は、
知っておいて欲しいです。宮古市の住人の方にも。
防潮堤建設について、最近進行状況を知らない市議会議員が
多数いたとのことで、それだったらば、地元住民も知らないんじゃないかと。
先日の、説明会で始めて知らされました。
漁業は絶滅まではいかないでも、水産業はさらに衰退されると思われます。
これからこの事業について、ブログにて近況を情報発信いたします。

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