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第8回目のウニ漁行われる

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本日のウニ漁は予定通り行われました。
今回も、海を渡って外海の重茂半島へ。

操業時間は、午前5時から8時まで。
操業時間になり採りはじめました。
今日は水がいいほうではありませんでした。
湾内の方は水が悪くて見えなかったらしい。
外海でもそんなに水がいいというわけではなかったです。

ワカメの根元付近に生息するウニを採ります。
ワカメの中のウニは肥えていますが、海藻がない白い岩場のは痩せています。
選んで採ります。

6時半過ぎには、定量1籠決めました。
ウニ漁には、大漁という表現はありません。
定量1籠決めれたかですが、肝心なのは質。
ウニの実が肥えているか痩せているかです。
定量1籠採っても痩せたウニ実だったらば最悪。
1籠採れなくても実が肥えていれば、1籠決めた痩せウニに勝ちます。
要は、肥えたウニをいかに多く採るかです。

時間も空いたので、海底写真でも撮るかと思い、透明度がある水深がかなり浅い漁場へ


タモでスクって採ります。
あ、こんなとこ採ってはいけません。
海藻もない岩場とこのウニは痩せています。
質が悪いウニです。こんなの定量1籠採ったらば喰らいます。最悪です。
海底写真とタモでどうやるか撮っただけです。
暑くなってきたので、写真撮るのも止めて帰ることに。


ヘイザキ(閉伊崎)突端にある、オサキ様です。海神様。

外海側から突端をかわれば湾内へ。

今いる場所が突端のとこです。
海を渡って見えるとこが、浄土ヶ浜。

右にある岩が 鳥島です。鳥がいっぱいつくから鳥島。
海を渡って宮古に帰ります。


浄土ヶ浜に着いてから、監視船で検査証もらって須加へ。
浄土ヶ浜には、青の洞窟という場所があります。
詳しくは、マリンハウスのHPで

この青の洞窟、テレビで放映されるそうです。
大自然の鼓動を聴け!絶景が奏でる音の旅が
7月24日にテレビ東京(夜7:00~8:54放送)

岩手では観られないので、関東圏の方是非観てくださいね。
岩手県宮古市映ります。

ってなことで、須加に帰港。
蒸し暑いです。


サッパを陸揚げして殻剥き作業へ。


口をぶって広げて多少の腑を取ってと

割ってみると、肥えてました。


綺麗な色ですね~~
ウニ実。正式にはこの部分は、卵巣です。

ウニが産卵期に入りました。
7月からのウニは、白子がでるのが多くなります。
そんでもって中旬以降からは、白子がでない生実は非常に少なくなっていき
白子実が多くなるのが普通です。
実中から牛乳みたいなのが溢れてきます。


この白子がでている実を食べると 一発でやられます。
激しい腹痛と下痢。最悪病院行くかもしれません。
ウニは全部生ウニだと思ってはいけません。
白子実もあります。殻付きウニを買った・貰った場合
殻を割れば生ウニとして当たり前に食べられるということはないので注意してください。
殻を割ってみないことには、なんともいえません。
白子を知らないで大丈夫だろうと生ウニ感覚で食べたらば アウト!
大変なことになります。危険です。気をつけてね。
ウニの殻を割って、白子がでているかどうかを必ずチェックしてください。
白子知らないと、とんでもないことに・・・・・・・・


剥いた実を冷海水中にザルに浮かべながら腑をとります。

ピンセットで腑を取ります。一つ一つの実から腑をとるので
非常に地道な作業と手間がかかります。


ウニ殻剥きして正式な商品にするまでは、地道な作業手間がかかります。
長い時間だと、やんたぐなります。ピンセットでつまんでとる作業は・・・・・・

2隻なので、籠も二つ。午後まで殻剥き作業かかります。
これからは、白子が増えて大半となり生実がでなくなります。
白子シーズンです。8月のお盆前にはシーズン終了するので
あと何回口開けされるかな。
本日、第8回目のウニ漁は予定通り行われました。
明日は三陸沖に出漁。

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