岩手県宮古市から日々起こった色々な出来事など発信しています

震災から半年、壊滅した鍬ケ崎の今は・・・子供達と一緒に

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震災から今日で半年。あの日から今まで色々・・・・・・・
まだ心の傷は癒えることはなく、時が止まったままの現実。
被災者として、まだまだです。
仮設住宅地から歩いて浄土ヶ浜大橋へ。
壊滅した鍬ケ崎を見て・・・・

9月11日午後2時過ぎの鍬ケ崎です。

上町方面

しみずばし方面。新築している家もあります。

タコの浜~港町~下町方面
鍬ケ崎は瓦礫撤去した後は、そのままです。
建物の基礎もそのまま。進んでいません。

後ろ側のタコ浜。静かでした。

橋が壊れたままです。

大橋横の斜面の細い道から下に下りて、タコの浜へショートカット

しんこう院から下ってって


子供と震災半年後の鍬ケ崎を回りました。
息子・娘と一緒には初めてです。
津波で壊れたのはもう見たくないと娘は震災後から言ってましたが
今日はなんか違ったようです。

建物基礎には、雑草がおがってます。

野菜もおがってました。

トマト~~

他にも、きゅうりやかぼちゃもおがってました


たこの浜町から鍬ケ崎小学校へ向かい

人も見当たらず~~
子供と歩き回り~の
息子が、「お父さん、この町はもうだめだ。はやく脱出しないと」
と言いました。これにはびっくりしました。
子供ながらに現実的なことを・・・・・・
子供の心も・・・・・・・・・・ ショックでした。

熊野神社の階段に上って右手が鍬ケ崎小学校
今日は選挙投票日です。鍬小、投票所です。

熊野神社からしみずばし方面。


花がありまして娘が反応し、やっぱ女の子ですね。


楽しそうでした。

午後3時前の鍬ケ崎の今。
同じ宮古でも被災しなかった地域と被災した地域の
人との温度差はかなりあります。これもまた現実です。
歩いて鍬ケ崎を一回りしてから仮設へ帰りました。
半年後の被災地は時が止まったまま。

仮設住宅地で遊び~~
道路斜面に 動く動物がいました。

カモシカがいました。娘が騒いだらば、カモシカびっくりして
ズルって滑って焦ってましたw

仮設住宅も2年でとなりますが、被災者として今後の不安があります。
一番は、住宅の確保です。仮設からではってとなると、アパートか借家
又は市営住宅などですが、2年後にはもう空きはないと思います。
はっきりいうと、無理じゃない?と。

田老や山田の仮設住宅に入居している被災者も同じ不安があると思います。
宮古に一極集中しちゃっても空きがなければどうしようもないですし。
行き場所がありません。震災後から、被災地人口流出しています。
若い世代が見切りをつけて新天地を求めて出て行っているのも現実です。

将来を考えると出ていくのも選択肢なのかもしれません。
にしても、若い世代がいなくなれば町は発展はしませんし
残った我々が頑張らないとなりません。
さて、明日は漁に出ます。
なんか、潮がすごく速くなって漁ができず戻ってきたとマタラ船が行ってました。
明日、戻ってきちゃったりして。

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