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第二回目のアワビ漁行われる

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本日、宮古の第二回目のアワビの口開けは予定通り行われました。
凪は昨日よりは良くなっていました。外海の重茂半島の
とある漁場に向かいました。漁場に着き準備をしていると、どんどん
サッパが集まって来きた。それにしてもサッパが多い。
すっかり、おっかだまった。
前回の大漁海区でして、やっぱサッパが、たがりました。
サッパ同士がぶつかり合うのは当たり前で、避けるとかはまずしません。
みんな、そのようなことは了解の元でアワビ漁は行われます。
サッパがガンガン当たってと、採るのに夢中なのでお構いなし。
みんな必死です。重茂のサッパが大多数でした。

箱メガネを覗いて海底に生息するアワビを竿カギで引っ掛けて採りの
繰り返し。採りながら、サッパのカメにアワビを入れます。
貝の大きさは9センチ以上のアワビを採ります。9センチ未満は、採られ
ませんので放流。

操業時間10時になったので、漁を止め帰港した。

外海なので北上しないといけません。結構走り、前方に見えるのは
閉伊崎の灯台です。レーマークビーコンを出しています。
灯台を変わり先端を横切ると宮古湾となります。
海を挟むので、北西や西風が吹くと、帰りがかなり酷いです。
場合によっては帰ってこれるかな?と思うくらいの吹き降ろし風波があります。

海を渡って浄土ヶ浜で検査証を貰います。円筒状の筒に約50センチくらいの
緑のプラスチックの棒が数十本入ってあって、その中から棒を引きます。
先端に赤いテープが付いているとアウト!!検査船行きとなります。
今日も棒クジを引いたら、何もなかったので定置船の船員からセーフ!と
言われ検査証を貰い須加に帰港。

先端に赤いテープが巻いてあるの引くと抜き打ち検査をされます。
監視船に県警・保安庁が乗っておりサッパに降りてきてイダゴの中に
小さいアワビを隠し持ってないかとか、採ったアワビを尺で測り
9センチ未満のアワビじゃないか検査をします。
乗り込み検査された後、検査証を貰います。
自分も過去何回か赤棒を引いて検査されました。

もしこの時に9センチ未満のアワビを持っていたらば逮捕されます。
前回の口開けでは9センチ未満を持っていた組合員が捕まりました。
海での検査とオカでの検査もあって、県警・保安庁が須賀で待機していて
オカで抜き打ちの任意検査をされます。この時に持っていると捕まります。
9センチ未満は採ること・隠し持って帰ってくることはできません。


アワビを水揚げし、痩せや傷のアワビはスンナです。
20個以上返されることもありと、いっぱいだとスンナ回し。

カギで引っ掛けて採りますが、中には岩にビッタリくっ付いて
引っ張っても採れないアワビがあります。岩にカギを引っ掛けたんじゃ
ないかと思うくらいビクともせず。竿を無理くりひながぐってオモイッキリ
引っ張ると、貝が壊れます。身が岩だけにくっ付いて殻だけ取れてくる
こともあります。このアワビは一回引っ掛けて中々採れず、オモイッキリ
引っ張ったらば殻が壊れたので2回目で違う部分にかけて採りました。
このようなアワビは水揚げしても返されます。商品価値としてはダメですが
スンナには最高です。傷・痩せでも家で食べる分にはまったく問題ありません。今日は痩せ・傷など全部で31個返されたので家では食べきれないので
スンナ回しです。スンナ食べてね。

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