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毛がに漁終了と道具移動

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昨日(3月31日)で、岩手県の毛がに漁が終了しました。
4月から禁漁となり、12月から解禁となります。
毛がに漁も31日で終了となるので、この日は最後に上げた道具を
積み込み、沖合いからタコの漁場まで移動。いわゆる、場所取りです。
タコが獲れ始まるのは、桜の花が散った後くらいから獲れ始まります。
それまではまったく漁がないので休みながらとなります。
漁が無いんですが、漁が出てくれば道具を入れる場所もありません。
今のうちに漁場の場所取りをし仕掛けます。
桜の花見の場所取りにも似ています。

1本ぶり(カゴ80個)が付いています。
1本ぶりは100個まで付けることができますが
自船では付けません。大荒れの時にも操業するので、積み過ぎると
大変危険となります。それと、道具が多いと長さも長さで
他の船の道具を並べる距離も違くなり、北南となるにつれて
ズレテしまいます。宮古の船はいっぱいは付けないで大よそ
同じくらいの距離を保ち道具を海底に仕掛けています。

ラインホーラーで巻き上げた、ケダ(本土ロープ)をこのカメに
入れます。ライホーラーのハサミが回転し、自動的にこのカメに
ケダが入ります。ケダにもヨリがあり、自然とこのように
たなぐらさります。ケダの太さは9ミリです。
カゴの数が多すぎると、海が時化の時とかには崩れて
このカメの中にツクトレテ、大変なことになります。
ライシンを取っておきます。

3月31日で毛がに漁も終了。昨日は、最後となり捕獲した毛がにを
第一形態の生簀に入れて管理。帰港まで、どのように管理するかでも
毛がにが違ってきます。自船の毛がには魚市場でも高い評価を頂いて
おります。他の船のとは違うとの声を仲買人さんからも言われております。

写真のは、スンナです。黒いのがドンコ、そしてマタラです。
魚も捕獲しますが、水揚げするのにも魚をそのままではしません。
裸(魚をそのまま)だとかなり安く叩かれます。
発泡に氷をひいて約同じサイズの魚を並べて詰めて蓋をして
魚市場に水揚げし、それを仲買人さんがセリで買います。
ハジキで発泡に入りきれないのやセットにならず余ったのは、
スンナとして持ち帰ります。傷などでもスンナですが
状態がいいのもスンナです。
4月となり、これからは道具を移動し5月以降のタコ漁になるまでは
準備そして休みとなります。

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