今日は、台風が接近していることもあり遅くまでは漁をすることが
できないと思い、深夜過ぎから早めに出漁し操業。
南風が強くなりお昼前で漁を止めて帰港し、水揚げ作業をしてから
船を避難することにし、宮古港内のツボに付けることにした。
爆弾低気圧や台風の時には、普段港内の岸壁に係留している所は
危険です。船を避難しますが、宮古には安全に避難する場所が
ありません。確実安全とまではいかないですが、係留している
岸壁より安全な場所は、閉伊川やヅボとなります。
宮古市魚市場から向かえの海上には、宮古漁協統括の定置網船が
数隻浮きのヅボに繋いで浮かんでいます（定置網の時期に）
今は、まだ網入れをしておらず定置網はやってないので
漁協定置網船が繋いでいる、ヅボに船を持ってきて海上で係留。
かなり太いロープで丈夫なので、切れることはありません。
海面にマゴが浮いているので、シマルかカギ棒で引っ掛けて取り
船にたなぐってあげると、海底までのロープが上がってきますので
それをかけます。
定置網船は海上に係留しています。
船が大きいのでそれに耐えることができるヅボじゃないといけません。
海底には、かなり大きいアンカーが効いてあり、それ相当に耐える・
対応するようになっています。
係留するためには、海面に目印の浮きが数種ありそれからとります。
船まであげるまでは、かなり重いです。
船を海上に係留しサッパで帰ってきます。
これで、岸壁より遙に安全です。風が吹けば風上に向って
船首が向きます。鳥が風向きに体を向けるのと同じ感じです。
魚市場前から出崎埠頭付近から港内の海上を見ると自船が
浮かんでいまする。すぐ目に入るので目立つかも。
定置網船のヅボに行くには、須加からサッパを出して船に来て
船にロープで繋いで、ツボまで行きます。
帰りはサッパです。そして、船を取りに行くのもサッパです。
なお、大雨降りなどでサッパを海上に浮かべて置くと、サッパが
風呂状態になり沈没します。過去に何隻かそんなのがありました。
陸揚げした時にも、センメイを外しておかないと雨が降れば
水が溜まり風呂状態になりますので、必ずセンメイは取らないと
いけません。陸揚げでそのままで風呂状態が何隻かありました。
頻繁にサッパに来てサッパを点検や確認しないといけません。
明日は台風の影響で海は大時化です。
浜休みですが、船のこともあり心が休まりません。
何時何が起こるか分からないので、待機していよう。
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