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第5回目のウニ漁行われる

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岩手県宮古市、第5回目のウニ漁は予定通り行われました。
それにしても水が悪くて見えませんでした。
シーズン中で一番悪かったです。透明度無し、濁っていて
ごだめいでいて、ヒトヒロ・フタヒロ見えるかどうか。
海底を覗いても何がなんだかでして、一籠採れませんでした。
今までウニ漁して最低の漁獲。採っても意味が無いように思えてきて
途中で止めて帰ってこようかと思いました。
みんな、採ってこれなかったようです。
でも、時間いっぱいまでコツパッテと帰港。


帰港の際には、浄土ヶ浜の監視船に寄って検査証を貰います。
混みあいました。
検査証を貰い須加に帰港。サッパを陸揚げして漁家へ

ボウズカゼ(バフンウニ)もスンナとして採ってきました。



剥き作業前に、スンナご飯で腹ごしらえ。
漁をし終わってからの楽しみでもあります。うめーーーー。



口をぶって周辺の殻を円形状に割り取ると、中身はこんな感じ。
腑がいっぱいです。これをカギで、実の間をガリモガシテとります。


実を壊さずガリモガシテから、海水に突っ込んで洗って振ると
こうなります。後は手で割ります。
色が変わったウニを捕獲。採った時には、もっと鮮やかで綺麗でした
殻も普通どおり硬くてと色素が突然変異?したのかと。


中身は変わりませんでした。それにしても珍しいウニです。
浜何処では、ウニのことを「カゼ」と言います。


実をスプーンでスクッテ海水の入ったタライのザルに入れて
ピンセットで腑を取ります。細かい手先作業で手間がかかります。


この白い液体は、白子です。8月に入ったので、産卵となり
白子が実の中からいっぱい出てきます。
洗っても洗っても実の中から牛乳のようなのがでてきてと洗っていると実が痩せて小さくなります。

ウニ漁をして採っても、中身が生か白子かどちらかとなり
シーズンでも7月になるともう白子が大半です。
生ウニは、ほとんどでなくなります。

素人の方は、ウニを採れば全部生ウニ(生食)で食べられると
思うかもしれません。しかし、実際は白子が大半です。
殻付きで売っている・貰ったなど、白子の実を知らないで
食べると、激しい腹痛そして嘔吐・下痢と激しく苦しみます。
病院直行ということも考えられます。
白子のウニは生としては、危険で食べられません。
吐いて吹いて、腹痛・下痢したりと激しく危険ですので、
白子の実を知っておいた方がいいです。
殻のまま売っているのとかは、実際剥いてみないと生で食べられる
のか分かりませんので、気をつけてください。


白子の実は、白子と分けて剥き作業します。もう牛乳のような
液体がどんどん出てきます。ウニは産卵時期なんですよね。
海水で洗っていると白子が取れますが、実がちっちゃくなって
いきます。とぺんこ になります。


白子がでない生の実です。白子は白子。生は生(生食)で分けます。
ここまでするのに、かなり手間がかかります。
本日のウニ漁は、シーズン最低でした。
今年は水が悪すぎで、ウニの痩せが多いです。
次回のウニ漁は水が良いことを祈ります。
多分、今週1回開くんじゃないかな。

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