岩手県宮古市から日々起こった色々な出来事など発信しています

アワビの見回しと海底写真

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本日は沖漁を休んでアワビの見回し。5時過ぎに須加からサッパを
降ろし船外機をかけたらば、かからなかった。10回位して
やっとかかった。プラグ交換しないとなんないなぁって思って
暖気してゆっくり走行。重茂半島から朝日が昇っているのを
見ながら漁場へ。なんか、今日は波毛だ。
むげえやとげいは無理そうなので、かさ(崎山~松月方面)へ。
潮吹き穴越えて、たっつぁに来るとたっつぁは波が岩の乗り越えてて
時化だった。姉ヶ崎を越えようとしたが、かっこころばしで
波がぶったって落ちていたので、通過できずにユーターン。
波で時化だった。

見回しする場所も限られ、いつも通りには見るのは無理なので
波があまり無いような場所を見ることにした。
潮吹き穴したの北側でエンジン止めて見回し開始。
今日もメノゴの口開け。メノゴとは昆布のことです。

潮吹き穴横の下で、めのご採りをしていた漁師と会った。
波毛なのに頑張っていた。

箱メガネで海底を見て、竿の先っぽにはカマが付いてあって
カマをメノゴに巻いて切って採ります。
メノゴの口開けなので、みんなメノゴを採るのかと思われますが
そんなことはありません。採りたい組合員が採ります。
見回しする方が多いです。見回しは正午まで。

見回しをする為に必要な漁具です。
サッパでウニ漁やアワビ漁などする時にも使います。

この漁具は、スラスター(支え機械)と言います。
このスラスターを取り付けて、漁をするとかサッパを操縦するのに
使います。三陸そして外海などは、潮が速いのと波があるので
カイで漕いで漁をすることは、まずありません。
スラスターじゃないと、漁ができないのです。
カイは非常に効率が悪く、仕事にならず話になりません。
漕いでいては、狙ったモノを採るのにもかなり苦労しますし
波や潮があればあっという間にポイントから離れて採るのにも
箱メガネにぶち当たって邪魔。
スラスターはサッパを自由にコントロールでき力もあります。
極論で例えると、チャリンコで盛岡に行くのがカイ
スラスターが車で盛岡ってな感じです。

この漁具は、箱メガネといいます。浜では、鏡と言います。
この漁具を使って海底を見ます。採る時にも見ながらモノを探します。
この箱メガネは船具屋で売っていますが、売っているのは使いにくい
ので、改造して使用しています。漁師それぞれ違います。

それにしても波毛でした。サッパにしては波です。
岸沿いには近づけないです。

だって、いきなりこんな山のようなのがぶっ飛んでくるんです。
岸沿いで見てたらば、喰らってサッパが引っくり返ります。
転覆して海に投げ出されて死ぬことも想定されますので、
おっかないので、近づけません。
穏やかな凪だとすぐ近づけて見回しできていいんですけど・・・

重なっているのとかも。今年は海藻が多いので、水深がかなり
浅すぎる場所にはメノゴがオガッテいて岩肌が見えない状況。
昨年のように採ることはできないと思います。

いろいろな漁場を見回しをし、日出島前に来ると鳥が海で
バタタして飛べないでいました。

日出島に巣を作って生息している鳥がいます。
なんとかツバメ?とオオミズナギドリ。

溺れそうになっていたので、サッパで近づくとサッパにしがみ付いて
きたので、助けた。寒がってブルブル震えていたので、日光に当てて乾かし。
今日は寒くなく暖かかったんで、ちょうど良かった。
寒かったらば死んでいたかも。

サッパに乗せながら見回しをしました。
体も乾いて多少元気になってました。でも逃げません。
近づいても攻撃はしませんでした。
この鳥は傷の手当てが必要なのかなと。

見回しが終わり須加に帰ってくると、マンボウが打ちあがってた。
マンボウ傍でサッパを陸揚げ。
今日は波で見られなかったとこが多かったので、また見回ししなきゃ。

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