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鍬ケ崎地区復興まちづくり計画の決定について

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2月17日午後6時30分から、鍬ケ崎小学校体育館で
鍬ケ崎地区復興まちづくり検討会が行われました。
市長や市の幹部と鍬ケ崎の住民との計画決定と意見交換等

鍬ケ崎のまちづくり検討したメンバーは
鍬ケ崎地区の各町の自治会長や町内会長や市議会議員
分団長等の計24名により、2月6日に市役所で検討した案を決定
17日に鍬小で住民に計画決定を報告しました。

上記の写真、鍬ケ崎地区の復興まちづくり計画図です。
まちづくり方針に基づく計画図です。

まずは、シートピアなあどから日立浜町の竜神様まで
10.4mの防潮堤を5年以内に建設完成させるそうです。
そして、閉伊川の水門(10.4m)は4年で完成させるそうです。
水門のところには藤原に行くように川の上に市道を作るそうです。
光岸地から藤原まで道路橋?ができます。

青色の部分は、産業ゾーン
赤は、商業ゾーン
そして黄色い部分は、住宅ゾーンです。
鍬ケ崎地区、住めるところは黄色いゾーンとなります。

防潮堤と水門は10.4m。パソコンで津波シミュレーションすると
3月11日の津波を防げて防潮堤を超えての浸水を防げるそうです。
ってw

防潮堤ができれば、鍬ケ崎地区は嵩上げしなくてもよくて
元の場所に家を建てて住めるそうです。
浸水しないそうです。ってw
たこの浜から超えての津波が来たらどうするんでしょうか。
防潮堤建設すれば津波被害大丈夫だそうです。
それと、鍬ケ崎から国道45号線まで避難道路を作るそうです
地震があったらば、その避難道路で避難だそうです。

鍬ケ崎地区の道路って、ぐるぐる曲がりくねっていますよね。
あうぇ~こがあったりと。
そんな曲がりくねった道路じゃなくて赤い線のように、
綺麗に区切った道路にするそうです。
その場所に家跡地があれば道路になります。
浄土ヶ浜までの道路幅を15mにするそうです。


高台移住地、造成してその土地を市が貸して家を建てるとの話がありましたが
今回の計画決定では、土地を貸して家を建てさせることはないそうです。
家を建てる予定をしていた被災者が多くいたと思いますし
高台移住地に家を建てる見通しもなくなったと思います。
高台移住地は、公営災害住宅になるみたいです。

自ら自宅を確保することが困難な被災者に対して安定した生活の確保を
目的として賃貸する公営住宅を建設。
入居条件は、災害で減失した住居に移住していた人で
入居収入基準用件および同居親族用件は適用されないそうです。

家賃(月)は、2DK 約2万円~6万8千円
2LDK 2万3千円~8万2千円
3DK 2万6千円~8万9千円
3LDK 2万8千円~9万6千円

世帯の収入、家族構成に応じて家賃区分が設定されるそうです。
世帯主の4人家族で世帯の収入が年収300万円程度の場合
3DKで月約4万円~5万円が見込まれるみたいです。

高齢者の二人家族で 世帯の収入が200万円程度(年金収入のみ)の場合
2DKで月約2万円~2万6千円が見込まれるそうです。

一定の収入基準以上の高額所得者は、民間賃貸住宅と同程度の
家賃にみたいです。
家族が多くなると間取りは広くなります。
仮に家賃が最大8万9千円~9万6千円とかだと、
家を建てた方がいいんじゃないかと思われます。
家の月の支払いをした方がいいような。
でも、宮古には土地がない状況です。
土地がなくて家を建てられない・難しいのが現状ですし
震災後、震災前の土地価格が(坪)上昇して高額に。

事業の特徴はといいますと
災害危険区域の指定は不要だそうですw
震災前の土地に家を建てても危険区域じゃないとなります。
地震が起きたらば避難道路で逃げてくださいみたいです。
津波注意報・警報出たらば避難道路で逃げてとのことです。

土地権利は原則従前と同じ。
事業区域内での移動(申し出)が可能。
価値の上昇に見合った減歩(敷地)、又は、減歩相当の金銭(清算金)
負担が発生するそうです。
換地計画に関する合意形成が必要
住宅は権利者自らが建設する

従前地(被災地)の土地
従後地(換地)との交換。土地を購入する必要はないそうです。
従前の権利(所有権、借地権)は維持されるそうで、減歩等はあるそうです。

換地先(整備後)の土地
従前地との交換で、土地を購入する必要はないそうです。
宅地の利用増進(道路環境や宅地形状等により利用価値の上昇)
に対する減歩(面積減少)あるそうです。
例えば、減歩率10%の場合、80坪が72坪に。

住宅建設
住宅建設は自己負担
住宅建設費用に関する助成策はないそうですよ。

事業の調査設計、法的手続きは約一年
事業期間は、約4年(換地計画に関する合意形成)
住宅建設等は約一年で権利者が実施

で、鍬ケ崎地区被災市街復興土地区画整備事業
(県道整備、高台住宅地造成を含む)
平成24年度に調査・設計・協議して平成25年度から事業着手し
平成28年度完成

住宅建設は、約一年で平成28年度から着手・完成

公営住宅整備事業は、平成26年度に調査・設計・協議して
約一年で平成27年度から事業を着手し完成。

防潮堤と水門整備は、平成24年度に調査・設計・協議して
平成25年度から事業着手して平成28年度完成させるそうです

年数はあくまで想定とのことです。

ということで、鍬ケ崎地区の復興まちづくり計画は決定したとのことを
鍬小で説明されました。
で、本日、ここの仮設住宅団地の集会所で、
鍬ケ崎地区の復興まちづくり計画決定に関して
個別相談が実施されました。
港町や上町等の鍬ケ崎の被災者に。
鍬ケ崎の被災者は、てんでんばらばらになりまして
千徳や西が丘や他の仮設住宅団地にも入居しています。
その被災者が、ここの集会場で個別相談や計画説明されました。
日立浜町の被災者は今回は対象外でした。
って、ここの仮設住宅団地は日立浜町の被災者が入居しているんですけどw

仮設に入居しないでアパートや一軒借家での被災者には
情報は回っているのでしょうか?
情報が入ってこないと今日アパートに入居した被災者から
電話がありましたので色々情報を教えました。
インタネットやらない・できない年配者が多いのですので
このブログをみれないです。
鍬ケ崎の復興計画決定はおおよそこんな感じです。
鍬ケ崎出身者の方、親元の方で知らないという場合は教えてください。
また後日色々とあると思いますが、このブログでお知らせします。

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