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第4回目のウニの口開けと連続の口開け

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今日はシーズン4回目のウニの口開け。
朝の3時半に出漁し、湾内から閉伊崎を越えて
外海の重茂半島を南下。朝方の三陸沖の空は印象的だった。

とある漁場に着いて操業開始4時半まで待って、
4時半になったので操業開始。
      

水は良くなかった。透明度があんまり良くない。
一晩でがらり変わった。凪は良く干潮だったこともあったのが
救いだった。

     

箱メガネを覗きながら左手でスラスターを握りサッパを操縦しながら
ウニを採ります。外海は潮が速いので、カイでこいでっていうのは
はっきりいって使い物になりません。浄土ヶ浜の入り江のような
風呂状態のような場所はカイでいいですが、外海は別世界。
凪が良くても潮が速くてとスラスターを使わないと漁が出来ません。
      
ウニを採って籠には入れず横に入れて最後に詰め方の作業。
操業終了時間は7時半だったけど、6時にはいっぱい採り詰め方に入った。

      
詰め方の作業に結構時間がかかり、いかにどう詰めるかによって
かなり違います。ウニ漁には、大漁という言葉はありません。
定量制限一籠を採れたかでのウニ漁で、採り放題ではないので
大漁という言葉はウニ漁には関係なく、一籠決められた が正解。
一籠決めれたので6時過ぎに帰港。
      

      
外海の重茂半島を北上し閉伊崎の突端を通過、
ここから湾内。左にある岩は鳥島といいます。
海を挟んだ宮古陸に向かって帰港。
須賀に着き、トラックに積み込み移動し剥き作業。
      

ウニを割ると溢れんばかりに実が肥えていた。
肥えているウニを選んで採ったので良かった。

      

このウニは痩せ。痩せているウニがどんなのか知らない人がいると思うので
話の種で、痩せウニを数個採ってきました。
海底にはいろいろなウニがいます。どうでも良くて適当で採り易くてっての
を採ると痩せウニとなります。厳選して選んで採らないといけません。

     
このような痩せウニを一籠採ったらば大変です。
ウニの殻を割ると、喰らいます。実を剥いても溜まりません。
最低なウニの実なので採ったらば駄目です。実が硬く味に甘みもなく
苦くて最低です。ウニ漁は、実の質が問われます。
一籠どのようなウニを採るかで決まる漁です。

剥き作業をしていると、明日ウニの口開けの通達がきた。
連続の口開け。明日はタコ漁には行かずウニ漁に出漁。

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