岩手県宮古市から日々起こった色々な出来事など発信しています

第3回目のウニ漁行われる

  • URLをコピーしました!

本日(16日)、シーズン第三回目のウニ漁は予定通り行われました。
それにしても、深夜過ぎから濃霧が凄くて須加は白い世界。
出漁するにもみえなくておっかなかった。
沿岸沿いを頼りに走行し、とある漁場へ。

今日も水がかなり悪くて見えません。
濁っていて透明度がほとんど無く、ウニの形なんかほとんど
分からず状態でした。そんでもって、今年のウニは型が小さい。
小さいのが山で殻が大きいの採るのが非常に難しい。



見えないので自分流で採りながら、漁をしました。
見えない場所が多かったので、船外機をかけて
浅いそして割かし水がいい漁場に移動。

エメラルドグリーンで綺麗ですが、実際箱メガネで海底を覗くと
透明度があまりありません。海面上から見る海と、箱メガネで
覗いた海中との水は意外と正反対でした。



大きいウミウシを発見したので、タモでスクッテ捕獲
触ると紫色の液体を出すんですよね。
これって、食べられるのって知ってますか?


割かし水がいい漁場だったので、それなりに漁獲があった。
運が良かったのかもしれない。

時間いっぱいまでかかり、一籠決められました。
後片付けをして、船外機をかけて帰港。

浄土ヶ浜で、監視船で検査を受けます。検査証をもらいます。


須加に帰ってきて、サッパを陸揚げし漁家へ、
剥き作業をする前に、スンナで腹ごしらえ。
今日は、ご飯に乗せるんじゃなくて、皿に実だけを取って
ご飯と食べました。ご飯の上に乗せるのとは、また味が違います。
ご飯の上に乗せるとウニが焼けて味が落ちるので
別にして交互に食べた方がより美味しく味わえます。


白子じゃない実をタライに溜めます。
12時過ぎまでかかりました。

今日の全体的の水揚げは、シーズン最低でした。
一籠採ってこれない組合員が多かったです。
次回のウニ漁では、水が良いことを期待します。


今年は宮古のウニは高いです。水が悪くて採れないんです。
店頭では2000円を超えています。(180cc入れ牛乳瓶・カップ)
そんでもって、一回目のウニでは、魚市場に160本漁協が
水揚げ(売りに)だしましたが、山田の業者が全部買って
宮古の魚屋がセリで買えない状況でした。
宮古のウニが宮古で買えない。そんな状況です。

外国から当たり前のように魚を買いあさった時代が終わり、
今は買い負けして調達できなくなってきています。
国内の自給率は39%。世界の中で自給率ランク125位と最低。
食料を海外から依存している日本。
もう昔のように、海外から簡単に食料を買いあさることは
難しくなってきています。原油高騰、これからの食料問題・危機。
今後さらに深刻になってくると思われます。

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント(メールアドレス・サイト入力は任意です)

コメントする

CAPTCHA


目次
閉じる