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今シーズン初のアワビ漁行われる

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本日(6日)、岩手県宮古市で今シーズン初のアワビ漁が行われました。
出漁時間5時半、操業時間6時半から10時半まで。
10月25日までアワビの見回しで、それ以降アワビ漁が行われるまで
鏡止め(箱メガネで海底調査禁止)だったので、10日も経って
いるので、いざヨーイドンとなりました。
見回しの時に、オッカダマッテいた漁場、いませんでした

このアワビ漁は、1回目でほとんど決まってしまいます。
おおよそ1回目で獲り上げてしまうので、2回目、3回目となると
アワビがいなくなって、漁獲もほとんどなくなり
最後となると、海底を覗きに行くような状態でスンナ獲り。
ですんで、1回目が勝負となります。

誰がどの漁場で大穴を当てるか、大げさですが宝くじを
当てるようなものとなります。
とある漁場でヨーイドン。数分で、みんな散らばり逃げました。
そうアワビがいなかったんです。それは焦って次の漁場に
船外機かけて全速で移動し、アワビを獲りました。
今年は型(サイズ)が大きいアワビ、しかし昨年のように
モノは浅瀬に上がっていませんでした。

アワビをカギで引っ掛けて獲りますが、簡単に獲れるアワビもあれば
無理くり海底岩にしがみついて取れないのもあります。
岩にカギを引っ掛けたような感覚でして、無理くりヒナガグッテ
アワビ竿を引っ張ったらば、アワビの身が海底に引っ付いたままで
写真の通りに獲れました。トシル部分だけで、身が海底に付いて
いる状態。あーーもったいないと思いながら、次のアワビを狙って
獲りの連続。興奮状態でコッコマッテ、バダメガシテ獲ったので、
かなり疲れて腰をやっつけました。

カギで引っ掛けて獲って、カメに入れての繰り返しで10時半まで操業。
まあまあの漁獲でした。

須加に帰港。アワビ漁から帰ってきた組合員がサッパ陸揚げ。
今日は、マンボウが打ちあがってなかった。

ヨゴダで一つの水揚げでした。二人でヨゴダを、
たんないでも、やっとの重さです。
水揚げ後、痩せや貝壊れ身キズなどのアワビを戻されました。

昨年はかなり多く戻されましたが、今年は少しだけ戻されました。
戻されたのは、スンナとなります。
スンナとは、自家消費用です。家で食べるご飯のおかず。

無理くり、ひながぐって獲ると貝が壊れてきます。
これも戻されスンナ。商品にはなりませんが、家で食べる分には
なんともありません。家で食べるスンナ多いので、スンナ回し。
数時間後に漁家に帰ってきて、ようやく昼飯。
アワビ獲ったので、アワビのスンナのご馳走です。
この部分は、トシル(肝)です。アワビの身よりこちらが高級と
されることがあります。身よりトシルが好きという人もいますし、
人それぞれで、嫌いな人もいます。

殻の貝は、洗って取っておきます。
ウニ漁の時に、実をこの貝に乗せて、焼きうに作ります。

やっぱ、アワビは刺身!
スライスして醤油つけて堪能。
あーー幸せ
うんまがった。

今シーズン初のアワビ漁は予定通り行われました。
なんか、明日から低気圧の影響で荒れ模様になりそうです。
しばらくアワビ漁は行われないと予想されます。
久しぶりに、バダメガシテ体を使ったので明日は筋肉痛になって
いそうな感じがします。年取ると、筋肉の方じゃなく関節が
いたくなるんですよね。
腰もやっつけたので、今日は安静にしないと。
明日は、三陸沖に出漁。海が悪かったらば戻ってきます。

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