今日は11月11日で、鮭の日です。
今年の鮭は今のとこ不漁です。
本州でも一番の水揚げは岩手県です。新潟じゃないです。
鮭漁は漁協統括の定置網と、漁民が釣る鮭延縄漁があります。
例年11月中旬から延縄漁が行われますが
今年はさっぱりな状況です。
今日一番の寒さがやってきたので、寒くなれば鮭も来るんじゃないかと
思いますが、どうなることやらです。
で、本船も今年鮭延縄漁の許可を取りました。
鮭の状況によって、延縄に商売を切り替えるかもと思っています。
数年前の写真ですが、延縄漁での船での写真をアップします。
上記の写真のは、ボンデンといいます。
海の上に浮く目印です。どこに延縄を仕掛けたかの目印となります。
最初と最後に、ぷて投げます。
トモ(船尾のことを言う、漁業用語)の延縄やるとこです。
延縄をすることを、縄を打つといいます。
打つ方式は、上記写真の箱打ちと縄打ちがあります。
縄打ちは、円形状の竹のに縄が乗っています。
昔は縄打ち方でしたが、今では楽な箱打ちにしています。
一つの箱に、針が約43~50個付いています。
下の白いのは、アバ(浮き)餌はサンマを付けます。
イワシがいいんですけど、高くて使えません。
午前4時から操業開始となります。
船をスローで走りながら、縄を打っていきます。
一つの箱が打ち終わったらば、下の箱に縄がユツケテあって
上の箱を取って下の箱を打ちます。
30箱打つこともあります。
打ち終わった後、夜が明けるまで待ちます。
海面に浮いているのは、ボンデンです。
目印になってます。時間になると、ボンデンに取り付いてあげます。
延縄で釣り上げた鮭です。縄を上げて食っていればいいんですが
空を喰らうことも結構あり、博打漁です。
かなり昔は、一晩で140万とか稼いだりとかでした。(結構昔の話)
80年中頃からでしょうか、輸入や鮭獲れ過ぎで価格が暴落で
鮭はかなり安い魚となり、浜値も安値が続いて鮭では飯が食えない
状況でした。(凄く獲れた年があって、一匹5円にもならない時があり
400匹獲って、水揚げ金額がなんと8000円!)
近年獲れなくなってきて、価格がかなり上がっています。
今年は、北海道が不漁とのことで岩手はどうなることやらです。
築地でも高くなってますし、鮭漁で、一発当てれば大きいです。
今年鮭延縄で、大漁すればかなりいいと予想されます。
400匹釣れば70万円くらいはすると思います。(メスの割合多ければ)
鮭延縄漁シーズンは、毎日が博打です。
陸ではギャンブル(パチンコなど)は全然やりませんが
海ではギャンブルが続きます。
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