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サンマ・鮭の不漁 海に異変、岩手県の水揚げは震災前の99%大幅減の最低水準

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(来遊量は昨年を上回る見通し)

8月20日から大型サンマ船のサンマ漁が解禁となりました。

それまで、小型・中型船が公海まで行き操業をしていましたが、

魚群が見当たらず漁無しだったようで、数百キロ程度の漁獲。

そしてkg単価も二万円超えと大高騰。

大型サンマ船解禁で魚群がどこにいるのかも分かってくるので、

今よりは漁獲は増えてくると思われます。

今年のサンマ漁獲の予想は昨年と変わらず低調のようです。

日本近海に寄って来る量は昨年よりは上回るようですが依然として低水準にとどまる予想です。

漁獲の主体は100g~110gとの見通しで家庭で食べるようなサイズの魚体は少ないようです。

昨年の本州のサンマ水揚げですが、岩手県で2852トンで同62%減

本州一の水揚げを誇る大船渡の水揚げは2471トン。

もう宮古に水揚げする船は、ほとんど無くなってきています。

北海道に水揚げする船が多く、本州まで来る船が非常に少なくなりました。

岩手県に来ても宮古には入らず、大船渡か気仙沼に船が入ります。

宮古のあの水揚げ風景も無くなり水産業も衰退し浜は閑散としています・・・・・

そして、秋サケの回遊率は東日本大震災前の1%しか回帰しない見通しとのこと。

昨年の岩手県に回帰した鮭は14万匹で回帰量は413トン

そして、今年2022年の回帰予想は、11万匹となるようで

震災前の平均は、836万匹 回帰量26741トンでしたので、今年の回帰予想は最低水準です。

もう鮭が帰って来ない・そして獲れなくなってきました。

岩手県の定置網(漁協が統括)は鮭を主体としておりますので、

主力の鮭が大不漁だと水産業にもかなり影響がでて沿岸の経済も大変なことに。

沿岸地域は衰退し閑散へ。サンマ・鮭に依存しすぎた水産業は大変なことになりそうです。

宮古は定置網から養殖漁業へとシフトしてきています。

ニジマス(トラウトサーモン)やホシガレイの養殖に力をいれてきています。

サンマ・鮭の不漁、今後岩手県の定置網漁業は養殖業へ力を入れる転換期となりそうです。

ともあれ、今年も岩手県にサンマ・鮭の水揚げ量が増えることを祈ります。

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