岩手県の沿岸海域や港などにイワシの大群が押し寄せています。
実は三月の初めから沖で、イワシが死んで浮いて流れていたり
仮死状態で少し動いて浮いていたりしていました。
あーーー 水温低いからなんだなと思いながら漁をしてました。
浮いているイワシをカモメは見向きもせず食べてませんでした。
もう飽きたんだなと思ってました。
そしてここ数年にはなかった、冷水が今年はやって来ました。
宮古湾から北上し閉伊崎海域まで水温は4度で、そこから沖合まで向かっていくにつれ
水温三度にそして沖の5′くらいからガクンと水温が下がり1度台になっています。
昨年は沖合でも4度~8度と水温が高く、一昨年も高くと
ここ5年以内は水温が高く冷水が来ませんでした。
0度や1度の水が来ないのは珍しく、昔は普通にきていたんです。
それがようやく今年来ました。
沖合に1度や0度の水温きているので、魚は水温が高い沿岸沿いに入り込みます。
イワシに限らず魚全体、水温が高い方に移動します。
毛ガニもそうです。1度2度の冷水では動かずそして少しでも高い水深が浅い方(陸方面)に
向かい入り込んで沖には魚がいなくなります。
あまりに低い水温だと魚は動かず、そして仮死状態から死んで浮かんだり海底に沈んだりし
海底には魚の死骸が堆積して腐ってヘドロ脂で、やばつぐなります。
網目にもイワシの死んだ腐ったのが入ってきています。
話は長くなりましたが、沿岸沿いの岸や港や湾口にイワシの大群が押し寄せているのは
地震が来るとか前兆だとか言っている方もチラホラいますが
冷水の為、死んじゃうから追いやられて水温が高いところに逃げる・入り込んでいるだけです。
水の動きが少ない・たまり場みたいな港の中など、日差しで温められたりします。
水温低すぎるとイワシは死んで浮かんだり、海底に沈んだりします。
なので、水温が高い港内や防波堤の港湾に入り込んでいます。
イワシの大群が珍しい原因は、冷水が来た影響でこうなっています。
にしても、押し寄せているイワシの大群を見ればビックリしますよね。
タモですくってスンナ。イワシの酢漬けは美味しいです。
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